1人旅は切ない? 美しすぎるビーチ

訪れたのは6月中旬。南アフリカでは真冬にあたる。とはいえダーバンはインド洋に接した海抜ゼロメートル地帯ゆえに温暖で、日中は25度近くまで気温が上がる日が続いた。リゾートと呼ばれる所以はこの温暖な気候からもうかがえる。

ダーバンのビーチはサーフィンのメッカとしても知られており、世界中からサーファーが集うとのこと。"冬"とはいえ、サーフィン、日光浴、ビーチサッカー、ビーチバレーなどそれぞれの人が自分なりの楽しみ方で海を前にした安らかなひとときを満喫していた。

ピアは海岸線を望むことのできる格好のスポット(左)。ワールドカップ開催もあり、ビーチサッカーに興じる人も多かった(右)

海岸沿いの壁に描かれたグラフィティ(左)。砂で創られた「モーゼス・マヒダ・スタジアム」のサンドアート(右)

美しいビーチが点在するダーバンだが、個人的なおすすめはジンバブエから流れてくる川がインド洋と合流するブルーラグーン・ビーチ。淡いブルーを纏う川の水が青々としたインド洋に遭遇する、この一点でしか見られない美しい色があまりにも印象的。夕方のためか人影はなかったが、夏には多くの観光客が訪れるスポットだという。1人散歩の僕はむなしさを感じつつも、記念撮影。EX-H15は逆光シーンに強いのもうれしい。

ブルーラグーン・ビーチの光景はただただ美しく、人がいないこともあり幻想的な風景を堪能(左)。ビーチのほとりではなぜか移動式オモチャ屋が店を構えていた(右)

港町であるダーバンはいうまでもなくヨットのメッカでもある。中心地からほど近いハーバーでは、多くのヨットが停泊していた。撮影はシーフードレストランから。魚介類の料理も洗練された味わい。うまい!

長さ400メートル近いハーバーに所狭しと豪華なヨットが並ぶ

料理好きにすすめたい「インディアンマーケット」

ダーバンではインド系の人々をよく見かける。それもそのはず、インドからの移民が多いのもこの街の特徴。街の一角にはインド系移民の店が約150店舗ほど連なる「インディアンマーケット」があり、香辛料、雑貨、生活必需品までインドらしい商品が並んでいる。

見ているだけで涙が出てしまいそうな香辛料の数々(左)、ネックレスやブレスレットなどビーズで作られた雑貨がメインの土産物(中、右)

ダーバン滞在中の食事は、基本的にレストランを利用したが、中でも思い出深いのが、やはりインド料理屋のカレー。インド系移民の食文化をそのままに、辛すぎず本格的過ぎずの程よさが美味。南アフリカに来てまで…とツッコむ前にぜひお試しを。

どの種類を食してみてもすべてが美味なカレーの数々。コーヒーが格段に旨いのも南アフリカゆえの特権

郷に入っては郷に従え! スーパーマーケット探索

旅好きの僕が、旅行先で必ず立ち寄るのがスーパーマーケット。野菜や肉といった食材、お菓子、文房具……。陳列されている商品を見ることによって、日常の暮らしの一片を垣間みることができる格好の場所。ダーバンのスーパーマーケットは西洋的なスーパーマーケットの品揃えと似ている印象。

見たことのないものから親しみのあるものまで、さまざまなフルーツが並ぶ(左)。どこのスーパーマーケットにも大量のチョコレートが売られていた(右)

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