直感的操作でおなじみなのは、やはり任天堂のWii。『Wii Party』(7月8日発売予定・価格4,800円)の体験ブースが設けられ、子どもたちから親御さんまで幅広い層の来場者が楽しんでいた

任天堂ブースのもうひとつのメインとなっていたWii用ソフト『スーパーマリオギャラクシー2』(発売中・価格5,800円)。ステージクリアのタイムを競うチャレンジコーナー

6月19日に発売されたばかりの、「ニンテンドーDSi LL」の新しいカラーバリエーション。まずはイエロー

続いてブルー。価格も6月19日に改訂され、従来の20,000円から全色18,000円に値下げされている

最後にグリーン。残念ながら先日のE3で発表された「ニンテンドー3DS」関連の展示は行われなかった

ポケモンブースには、9月発売予定のニンテンドーDS用ソフト『ポケットモンスター ホワイト/ブラック』から、物語の鍵を握るレシラム(左)とゼクロム(右)の等身大パネルが登場。人気の撮影スポットになっていた

メディアミックスで盛り上がる『イナズマイレブン』シリーズ。最新作となるDS用ソフト『イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー』(7月1日発売予定・各4,980円)のプロモーションが大々的に行われた

『イナズマイレブン』はアーケードにも進出。アトラスブースの『イナズマイレブン 爆熱サッカーバトル』(今夏稼働予定)。専用チップ「イナップ」を組み合わせてチームを結成できる

8月21日公開の劇場版も控え、定番カードゲームとして今大会でも人気だった、タカラトミーの『デュエルマスターズ』。盛り上がりすぎてステージのお兄さんのアフロも特盛り!

ビー玉を撃ち出して対戦するビーダマンが復活! 人気マンガ『ペンギンの問題』を題材に「クロスファイト ビーダマン」としてリニューアルされた。8月28日(土)発売予定

ベイブレードがプレイステーション・ポータブルにも進出。タカラトミーの『メタルファイト ベイブレード ポータブル 超絶転生!バルカンホルセウス』(今秋発売予定・価格5,775円)。ブースには同梱される「バルカンホルセウス145D」の姿も

12月1日公開の大作映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の特設ブースも登場。巨大なヤマトをバックにした記念撮影は、子どもたちよりお父さんのほうがうれしそう?

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展示されたヤマトは波動砲も発射可能。会場では撃ち惜しみせずどんどん発射されていた

新世代のムシキングの目玉は、合体ならぬ合虫! 上下二画面のマシンで楽しめるセガのアーケードゲーム『ムシキングバトル 合中ガッツ!!』(稼働中)

球状のフィギュアをぶつけて対戦する人気のホビー「爆丸」がアーケードゲームに大変身! 『爆丸アーケードバトラーズ』(今夏稼働予定)

バンダイブースにはスーパー戦隊のレッドたちが集結。アーケードゲーム『スーパー戦隊バトル ダイスオー』(稼働中)には、最新キャラのゴセイナイトのカードなどが続々登場

同社は冬大会に続いてハイパーヨーヨーを大プッシュ。広い体験ブースでスーパープレイヤーたちも交え、華麗なトリックを決めるために子どもたちが熱中していた

「週刊少年サンデー」はもうすぐ3000号! ドキドキが詰まった長い道のりを、電流イライラ棒として再現? たくさんの子どもたちがチャレンジしていた

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今大会の変わり種はこちら。タカラトミーアーツの虫型ロボット「HEX BUG nano(ヘックスバグ ナノ)」(7月17日発売予定・全5色・各924円)。かわいいというよりキモい?

今回比較的目立ったのは、人気コンテンツのアーケードゲームへの進出。バンダイの「データカードダス」や、タカラトミーの「ポケモンバトリオゼロ」、セガのアーケードカードゲームなどは従来から人気を博していたが、今大会でさらに『爆丸アーケードバトラーズ』『イナズマイレブン 爆熱サッカーバトル』なども発表され、各メーカーが激しくしのぎを削っている。

また、ほんの数年前までルーキー的存在だったレベルファイブの「イナズマイレブン」シリーズが、ゲームとアニメの両面で人気を博したことで、会場全体を盛り上げる主力コンテンツへと成長を果たしたことも特筆しておきたい。今大会でも7月発売予定の最新作『イナズマイレブン3』を軸に、先に述べたアーケードゲームへの進出など、サッカーというテーマの枠に留まらない、積極的なマルチメディア展開が見られた。ワールドカップイヤーである今年の盛り上がりが最高潮となるのか、それとも来年以降さらなる飛躍を果たすのか、今後の動向に目が離せない。

そのほかニンテンドーDSやプレイステーション・ポータブルの通信機能を使った、会場限定のデータ配信も定番として行われていたが、両ハードの寿命が長期化していることもあり、データ配信が目玉となっていた時期の大会に比べると、ずいぶん落ち着いた印象を受けた。こうした新味の薄らいできた状況に対して、発売時期がまだ確定していない任天堂の次世代携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」がいかなるセンセーションを巻き起こすのか、次回(来年の冬大会)にも引き続き注目していきたいところだ。