ビー・エム・ダブリューは5月25日、BMWのコンパクトな後輪駆動モデル「1シリーズ」全車の燃費を向上させて販売を開始した。また、クーペに2.0L(リッター)4気筒エンジンを搭載した「120iクーペ」を追加した。価格は299万円から573万円。

BMW 1シリーズ

120i系の2.0L(リッター)4気筒エンジンは、最大200気圧に加圧された燃料を噴射する高精度ダイレクトインジェクションシステムや、希薄燃焼テクノロジー(リーン・バーン)を採用し、燃料消費率を向上させた。燃費は5ドアとクーペが14.4km/L、カブリオレが13.2km/L。価格は120i 5ドアが364万円、120iクーペ(追加モデル)が385万円、120iカブリオレが449万円。

135iクーペに搭載されるターボチャージャー付き3.0L直列6気筒エンジンには、BMWツインパワーターボテクノロジーと高精度ダイレクトインジェクションシステムや、無段階可変バルブ制御テクノロジー「バルブトロニック」を組み合わせ、燃費向上を果たした。また、従来のオートマチックモデルに代わり、デュアルクラッチの「7速DCT」モデルが投入される。燃費は10.2km/L(7速DCT)、10.0km/L(6速MT)。価格は573万円(7速DCT)と559万円(6速MT)。

そのほか1シリーズには、無駄に放出されていた運動エネルギーを電力に変換するブレーキエネルギー回生システム、操作時のみエネルギーを消費する電動パワーステアリング、きめ細かい制御の圧力制御式燃料ポンプ、未使用時にコンプレッサーを切り離すカップリング付きエアコンコンプレッサーなどの省エネルギー機構が搭載されている(一部モデルを除く)。上記以外のモデルの燃費は、116i 5ドアが14.2km/L、130i 5ドアが11.4km/L(6速MT)と10.6km/L(6速AT)。価格は116i 5ドアが299万円、130i 5ドアが504万円(6速MT)と515万円(6速AT)。

1シリーズ 5ドア

1シリーズ クーペ

1シリーズ カブリオレ