富士通テンは5月11日、AVN「ECLIPS」シリーズの2010年モデル3製品を発表した。ラインナップは、メモリーナビの「AVN7500」、HDDナビの「AVN770HD」「AVN660HD」となっている。発売は、6月上旬。価格は、AVN770HDは、26万2,500円となっているが、他の2機種はオープンで、いずれも市場価格が21万円前後と予想される。

サイトからのダウンロードで最新の地図情報を利用できる「AVN7500」

7V型WVGAディスプレイを搭載するHDDナビ「AVN770HD」

メモリーナビのAVN7500は、トヨタ自動車が、同社の純正ナビに採用しているテレマティクサービス「G-BOOK」の「マップオンデマンド」機能に、市販ナビとして初めて対応した製品。PCで専用サイトにアクセスして更新情報をダウンロードすることで、最新の地図を利用できる。サイト上の地図データは、高速道路や有料道路の新規開通部分などは、最短で7日で更新される。地図の更新は、ナビに付属する専用のSDカードを利用して行う。なお、マップオンデマンドの使用は、ナビの購入後3年間は無料、その後は最新版の地図データを購入することで継続利用が可能になる。

同時発表されたHDDナビは、AVN770HDが7V型のWVGAディスプレイを搭載するモデルで、AVN660HDが7V型EGAディスプレイを搭載するモデル(AVN7500は、7V型のEGA)。

3モデルとも、4チューナー×フロント4アンテナシステムに対応したフルセグの地デジチューナー、USBポート、Bluetoothなども搭載されている。AVN7500はCDドライブ、AVH770HD/660HDはDVDドライブを搭載し、音楽CDからの録音機能も装備する。ストレージのサイズは、AVN7500が8GBで、AVN770HD/660HDが40GB。