『劇場版 TRICK 霊能力者バトルロイヤル』(堤幸彦監督)が8日、公開初日を迎え、東京・有楽町で行われた舞台挨拶に主演の仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久らが登壇した。

『劇場版 TRICK 霊能力者バトルロイヤル』の舞台挨拶を行った仲間由紀恵

「『TRICK』が生まれてから10年が経ちました。ここまで続けてこられたのも、皆さんのご声援のおかげだと思っております」と仲間は挨拶。観客席から「おめでとう!」、「よかったよ!」などの声援が飛ぶ中、観客の1人が「まるっと…」と言いかけたところで噛んでしまい、彼女も思わず「今噛みましたよね?(笑)」。このやり取りに会場は大爆笑だった。その直後に仲間は「大丈夫です! 伝わりました」とフォローし、感謝の意を述べていた。

続いて挨拶した阿部は、本作のスピンオフとして現在放送中の『警部補 矢部謙三』について、「僕も見させてもらいました。本当に面白いです」とコメント。その言葉を受けて生瀬は「(阿部が演じる)上田さんも、『新参者』というスピンオフをやっていますので……。違う? 他局?」とジョークを飛ばし、観客の笑いを誘った。また、仲間に対して「こんなにおしゃべりが上手になるとは。何で素人の方に突っ込むんですか(笑)」と苦言(?)を呈する一幕もあり、これには彼女も苦笑い。

会場となった有楽町には、本作の3D大看板も登場。これにちなみ「『TRICK』は2Dです!」と仲間が発言すると、会場も大爆笑だった

シリーズ初参加となる佐藤健は、「劇場版の2作目を客席で見た時、きっと続編もあると思ったんですよ。皆さんがこの作品を愛し続けてくれれば、(シリーズの)15周年、20周年も目指せるはず」。その発言に、堤監督は「『TRICK』だけに半端な数字がいいですよね。13.5周年とか」と語り、さらに「1回目はスクリーンの真ん中を見てもらい、次にご覧になる時は右端などに視点を変えると新しい発見があります。ある意味、精神的な3D作品です」とアピールして会場を湧かせた。

劇場版3作目にちなみ、鏡割り・くす球割り・クラッカーセレブレーションの「三大おめでた行事」が同時に行われた

フォトセッションでは、仲間の「まるっと!」のかけ声とともに、観客全員が「大ヒット!」と発声し、本作のヒットを祈願

映画『劇場版 TRICK 霊能力者バトルロイヤル』は、現在全国東宝系にて公開中。