2009年10月よりフジテレビ"ノイタミナ"ほかにて放送されたTVアニメ『空中ブランコ』が、社団法人日本映画テレビ技術協会の「第9回(2009年度)映像技術賞 映像技術奨励賞」を受賞した。
TVアニメ『空中ブランコ』の原作は奥田英朗氏の小説「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」の3作品(文藝春秋刊)。一見破天荒とも思える治療を行う主人公の精神科医・伊良部と、精神的に病んだ患者たちとのやり取りを綴った、「精神科伊良部シリーズ」と呼ばれる爽快傑作小説で、中でも「空中ブランコ」は、第131回直木賞を受賞している。そして、アニメ化にあたっては、『モノノ怪』の監督である中村健治氏とキャラクターデザイン・総作画監督の橋本敬史氏が再びタッグを組み、いまだかつてない「ハイブリッド・アニメーション」を創りあげ、その斬新かつエンタテインメント性の高い映像で話題を呼んだ。
今回、TVアニメ『空中ブランコ』が受賞した「映像技術賞」は、日本映画テレビ技術協会主催で、前年の12月1日から当年の11月30日までに公開された映画およびテレビ、またはそのほかの映像作品を制作するために使われた技術で、特に優秀なものに贈られる賞となっている。
なお、TVアニメ『空中ブランコ』は、現在Blu-ray&DVDがリリース中で、2010年4月28日には、第4巻の発売が予定されている。
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