本田技研工業は、スリムでコンパクトな車体に水冷4ストロークV型2気筒750ccエンジンを搭載したロードスポーツモデル「VT750S」を3月30日に発売する。価格は74万9700円。

VT750S

VT750Sは、"カジュアル・ロードスター"をコンセプトに、より多くのユーザーが大型二輪車に親しめるよう開発された。エンジンは「シャドウ750」と共用。Vツインエンジンならではの鼓動感と、PGM-FIによるスムーズな走りを実現した。また、クランクケースとシリンダーをマットブラックに、シリンダーヘッドカバーはクロームメッキとすることで、Vツインエンジンの造形の美しさと逞しさを際立たせた。マフラー内には触媒装置(キャタライザー)を装備する。

フレームは、剛性に優れながらスリムでコンパクトなダブルクレードルフレームを採用。スポークタイプのホイールは、フロントに19インチを、リアに16インチを採用し、安定感のある走りを実現している。750mmの低いシート高により足着き性を確保するとともに、アップライトでフラットな幅広ハンドルの採用により、ゆったりとしたライディングポジションとした。

主な仕様は、全長2,295mm×全幅870mm×全高1,135mm、ホイールベース1,560mm、シート高750mm、車両重量232kg、水冷・4ストロークSOHC V型2気筒エンジン、745cm3(ボアφ79.0×ストローク76.0mm)、最高出力31kW(42PS)/5,500rpm、最大トルク59Nm(6.0kgm)/3,500rpm、リターン式5速MT、セルフ式スターター、タンク容量10L、タイヤ:前100/90-19M/C 57H 後150/80B16M/C 71H、燃費36.0km/L(60km/h定地走行テスト値)。

※ヘビーグレーメタリック

※パールフェイドレスホワイト