JR東日本仙台支社はこのほど、びゅう旅行商品「-400系よ永遠に-福島駅地平ホームからラストラン」を発売した。山形新幹線専用で、新幹線から在来線へ直通するミニ新幹線車両「400系」の運行終了を記念した企画で、4月11日に福島駅の地平ホームを出発し、新庄駅まで往復する。

初代山形新幹線「つばさ」400系(大宮駅にて)

「つばさ号」の定期列車は福島駅の高架ホームを発着しており、福島駅地平ホームの発着はイベントなどごく僅かだったという。今回のツアーはその地平ホームから発車する最後の400系列車になるとのこと。当日はホーム反対側に寝台電車583系が留置され、最後の門出を見送る予定。料金は福島 - 新庄の往復でおとな14,400円、こども11,600円。

同ツアーの参加者には運転記念オリジナルプレートやオリジナル包装による特製弁当などが配布されるという。往路は山形新幹線各駅に5分~10分間停車し、写真撮影が可能とのこと。また、山形弁による独特な接客術で1日に50万円以上を売り上げる「カリスマ車内販売員」が同乗し、記念撮影タイムも用意される。

なお、400系引退に関する旅行商品としては他に東京発の「400系つばさで行く山形の旅」もあり、4月17日発の1泊2日でおとな29,000円から。このツアーの帰路に乗車する4月18日東京着の「つばさ18号」が、400系つばさの最終運行になる予定。