為替テクニカル ドル / 円

USD/JPY 15分足

USD/JPY RSI 15分足

FXオンラインジャパンのアナリストチームが最新のデイリーコメントをお届けする。直近の動向を15分足で見ると、ドルは上値が重く、上値を試すような動きは感じられない。昨日、米国格付け会社フィッチ・レーティングスが「ポルトガル」や「イギリス」の財政問題について述べたため、欧州発の財政赤字懸念再燃によるリスク回避の円買い基調が強まり、全体的に円が買われる展開となった

ただ、米景気回復期待によるドル買いも継続しているため、上を考えた場合、短期スパンでは90.10円を抜けることが出来るか、注目したい。ここを抜けないとチャート的にはやはり円高基調継続と思われる。

逆に下と考えるなら、89.65―89.70円レベルを見ておきたい。50銭幅もないレンジでの推移なので、スパンを日足ベースで設定し方向感を探るとやはり円高トレンドであり、まだ反転とは見えない。

現状、欧州や米国の材料次第で動いているので、東京タイムはいつもの様子見といったところか。実際、上記チャートのRSIもそのことを示唆するように方向感が定まっていない。

USD/JPY MACD 15分足

尚、MACDではゴールデンクロスはすでに出している。このため、このままトレンドを形成するか、再度デッドクロスのサインを出すか見極めたいところ。

為替テクニカル NZD(ニュージーランド)/ 円

NZDJPY 時間足

NZDJPY ストキャスティックス 時間足

豪ドルに連動する展開が継続しているNZD。現在は対円で調整局面に入っている。

まず時間足で直近の動向を見た場合、レンジは下が61円、上が69円レベルで想定できそう。かなり広いレンジと思われる方もいると思われるが、フィボナッチでより細分化されたポイントを見ると、38.20%戻しレベル63円ミドル付近、50.00%戻しレベル64円ミドル付近が目先の上値ポイントとして浮上する。

現状(本日13時半前後)、38.20%戻しでダブルトップを形成するかがポイントか。ストキャスティックスでもショートシグナルが点灯しているため、仮に反落するようなら23.60%戻しレベル62円ミドル付近が第一のサポートポイントとして意識されるか。

逆にダブルトップを形成することなく上値を追う展開となれば、50.00%戻しレベル、その上の65円のラインがレジスタンスとして浮上する可能性が出てこよう。65円レベルを完全に上抜けるようなら、NZDが再び上昇局面へ入ったシグナルと考えることもできよう。