仕事づけの毎日から抜け出すべく、フランス発祥のリゾート「クラブメッド・サホロ」に訪れて3日目。クラブメッドが誇るアジア地域唯一のスノーリゾートならではの「アレ」を遂に体験してみました。
前回までのあらすじ
現地では食事もお酒も遊びもぜーんぶフリー! という「オールインクルーシブ」を特徴とする、クラブメッド・サホロ(北海道)にたどりついて2日間。地元の食材を食べ尽くし、館内のアクティビティに感動しきりなのだったが――
北海道・サホロで迎える3日目の朝
午前8:30。ガラス窓で囲まれたメインダイニングで朝食をとっていると、外は一面の雪景色。「今日は何するんですか?」と、いつもながらにフレンドリーなG.O(ジーオー:クラブメッドではホテルスタッフをこう呼ぶ)が笑顔で話しかけてくる。パウダースノーで有名なこの地で、ここまで全くスノーアクティビティを満喫! という場面が紹介できていないのは、単に運動オンチという我が身のせい。しかしながら、ホテルからそのままゲレンデに出られるスキーイン、スキーアウトという絶好の環境の恩恵をどうにか受けたい……(と、追加代金なしという魅力を前に貧乏根性がうずいたり)。
スキー、スノートレッキング、スノボ……などクラブメッド・サホロに用意された数々のスノーアクティビティの中から選んだのは、「スキー初心者レッスン」。午前2時間、午後2時間、計4時間のコースだ。これなら運動オンチでも大丈夫なはず。旅行代金に食事、飲み物、各種のアクティビティが含まれているクラブメッドのオールインクルーシブシステムでは、レッスン料ももちろん追加代金必要なし。いやになったらやめてホテルにすぐ帰ろう、という甘い気持ちで参加した。
午後のみ参加した私は、初心者クラス中、もっとも初心者(らしき)グループ6人と合流。この日は6人対し、1人のG.Oがつき指導してくれた。クラブメッドでは、託児サービス「ミニクラブ」が用意されているため、ミニクラブに入った子どもたちは、スキーレッスンも子どもたち専用。大人は大人でそれぞれ自分に合ったコースを選択できる。一緒に参加したシンガポールから来た女性も、「夫は中級、私は初級、娘はミニクラブ」とそれぞれの時間を満喫しているようだった。スキーレッスンのコースがここまでレベル分けされているホテルもそうそうないだろう。
練習は全くのスキー初心者(というか、雪を見るのが初めて! というメンバー)だらけだったため、スキー板の持ち方から横歩きの仕方など懇切丁寧な指導が続いた。隣のミニクラブの子どもたちのほうがはるかにレベルが高かったのは否めないが、「僕が受け止めてあげるから! 安心して滑っておいで」という王子調のコーチの言葉に安心して、最後にはみんななだらかな丘からの滑走には成功。ジョークを交えつつのレッスンに、他人同士だったはずの参加メンバーもレッスン終了後にはすっかり打ち解けてしまった。こういう人と人とのふれ合いが、旅の思い出として残るのはうれしい。
本日のドレスコードは「オールホワイト」です。
この日のディナー、ドレスコードはオールホワイト(クラブメッドでは日替わりでドレスコードが設定されている)。持ってきた白いワンピースに着替えてレストランに行くと、白シャツをすてきに着こなした男性や、かなりセクシーなホワイトドレスに身を包んだ女性たち……。まさにパーティー!!といった雰囲気。
「強制ではありません」と事前にもらった資料に書いてあったけれど、実は荷造りのときにいちばん悩んだのが洋服選び。日本にいて滅多に、いやほとんどパーティーっぽいことに参加しないため、1日目「オールブラック」、2日目「エレガント」、3日目「オールホワイト」という指定にクローゼットからいろんな洋服を引っ張りだしてみていたのだ。
最終日だということもあり、飲めないはずのお酒をたくさん飲み、エンターテインメントショーではサーカスショーを堪能。そして、外へ! という声に連れられてホテルから出ると、ライトアップされたペガサス(氷でつくられてました!)、アイスバー、そして花火!! というスペシャルな展開が。
真っ白な世界に大輪の花が咲くのを、ホットサングリア片手に楽しむ……。贅沢かつロマンチックな演出により、ラブなモードの宿泊客の方々に囲まれながら、ラストナイトを胸に刻んだのでした。
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24時クローズのバーでしたが、今夜もみんな飲み続けていたり |
別れの涙、現実逃避のナミダ
朝から「Good morning!」と笑顔で話しかけられることに、随分なれた4日目。帰宅の準備を終え、ホテルを発つときに、自分の下の名前を呼ばれて握手するなんて初めてで。「来週また会いましょう!」というG.Oの言葉に、思わずみんなが「はーい」と応える風景も心にしみたり。「帰りたくない」と泣き出す子どももいる、というのも納得。会社に戻りたくないー、という現実逃避モードとごっちゃになって、クラブメッドとの別れを惜しみつつ出発した。
と、 仕事から離れ、リゾートライフを満喫していた日々を思い出しつつ、今は再び会社にてPCに向かっているわけで。現実とリゾートとのカルチャーギャップに涙を飲みつつ、今度はもっと長めの有給とってバカンスにいってやるー! と固く決意している私。お仕事疲れで一息いれたいと願っているならば、クラブメッド・サホロでは現在、「3人目無料」キャンペーンも行っているので要チェックですよ。