今月23日に決勝戦を迎えるピン芸人ナンバー1決定戦『R-1ぐらんぷり2010』に参戦中の2009年チャンピオン・中山功太と、2007年、2008年のファイナリスト・土肥ポン太が5日、大阪市北区にあるボウリング場「桜橋ボウル」でスタートした同大会の応援キャンペーン「R-1ぐらんぷりゴールデン・ピンゲーム」に挑戦した。
決勝当日の23日まで行われる同キャンペーン。期間中は"ナンバー1のピン芸人"を決するR-1にちなんだ、金色に輝く"ゴールデン・ピン"1本のみが登場する特別レーンが設けられる。ゲームはこの1ピンを倒すというもので、来館者は無料で参加でき、みごと倒せばオリジナルグッズをもらうことができる。
中山と土肥は翌6日に大阪3回戦への出場を控え、輝ける"ピン"の頂点を射止めるべくゲームにチャレンジ。意気込む中山だったが、ボールは大きくそれて無念のガーターに。一方、土肥は鮮やかにヒットさせてピンを倒し、中山より自分がイケていると言わんばかりに「功太ファンのみなさん、目を醒ましてください!」と叫びながら勝ちをアピールしていた。
この結果に土肥は「決勝の前兆を見ましたね。ピンを倒して僕が優勝する?みたいな(笑)」とホクホク。これに悔しがる中山は「僕がボウリング下手なだけなんで、ピン倒せなかったとか関係ないです。大会には本気でかかりますよ!」と闘志を燃やしていた。中山にとっては2連覇がかかった今大会。「今年は2回戦で有力な人がバンバン落ちてるので気を抜けない。明日が恐いです」と弱気なコメントも飛び出したが、「出たからにはギリギリまであがいて優勝を狙いたい」と連覇に意気込みを見せた。
R-1ぐらんぷりの優勝賞金は500万円。優勝した場合の使い途を聞かれた土肥は、副業で経営している八百屋に「リーマンショック以来、不況の波が押し寄せている」らしく、従業員にボーナスが払えなかったことを告白。「ナスに棒を差したやつをボーナスの代わりに渡したらキレられて、10人いた従業員が2人に減った(笑)。賞金でボーナスも渡したいし、従業員の募集もかけたいし、店で特価セールもやりたいし」と“八百屋”目線で夢を語る土肥。これに中山が「芸人の発言やないですよ。"ナスに棒"って『コロコロコミック』とか出てくるボケやないですか!」とすかさずツッコんで笑いを誘っていた。
なお、『R-1ぐらんぷり2010』は6、7日に3回戦が、9、10日に準決勝が東京と大阪で行われ、11日の会見で決勝進出者を発表。21日に行われる敗者復活の「サバイバルステージ」が16時5分から、23日の決勝戦が19時からいずれもフジテレビ・関西テレビ系で生放送される。