マツダは26日、「アテンザ」のセダン、スポーツ(5ドアハッチバック)、スポーツワゴンの3タイプについて、環境性能の向上や内外装のデザイン変更などのマイナーチェンジを施して発売した。価格は210万円から275万円。

アテンザ セダン

環境性能については、セダン、スポーツワゴンの2.0L(リッター)エンジン車に、直噴ガソリンエンジンの「MZR 2.0L DISI」を新たに搭載。「平成22年度燃費基準+15%」を達成し、エコカー減税に適応した(50%減税)。 全車、レギュラーガソリン仕様としている。また、エコドライブの効果を分かりやすく表示する「エコランプ」を新たに採用した(6速MT車を除く)。

安全性の面では、ヘッドランプが進行方向を向く「アダプティブ・フロントライティング・システム(AFS)&バイセキノンヘッドランプ」、後面衝突時に頚部に加わる負担を軽減する「フロントアクティブヘッドレスト」、50km以上での急ブレーキ時にハザードランプを高速点滅させる「エマージェンシー・シグナル・システム(ESS)」、ドライバーの駐車支援を行う「パーキングセンサー」、後方から接近する車両を知らせる「リアビークルモニタリングシステム」などを採用した(一部モデルを除く)。

走行性能については、パワーステアリングのアシスト特性変更、サスペンションの最適化により、しっかりとした操舵感を実現。さらに、車両応答性を穏やかにすることにより、直進安定性を向上させた。また、サスペンションやダンパーを最適化し、フラット感のある上質な乗り心地を実現した。

エクステリアでは、マツダ車共通のデザインモチーフである5角形フロントグリルを採用。アルミホイールも新デザインとした。ボディカラーには、マツダ初の淡いブルー系の「クリアウォーターブルーメタリック」やプレミアム感のある茶系の「ミッドナイトブロンズマイカ」などを新たに設定した(全8色)。

インテリアは、センターパネル周辺には、つや感や滑らかさが特徴のピアノブラックの加飾を採用。エアコンやオーディオのダイヤルなどにはクロームメッキを施した。また、ステアリングのスイッチを1機能につき1ボタンにすることで操作性を向上。オーディオ、エアコンなどの各種情報を視線移動の少ないインパネ上方のインフォメーションセンターディスプレイに一元化するなどの改良を行なった。

セダン

スポーツ

スポーツワゴン

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2.0L直噴エンジン