ソニー銀行(ソニーバンク)は10日、ソニーファイナンスインターナショナルがソニーバンクの顧客を対象に発行する『2通貨決済機能付クレジットカード』において、2010年春から、同カードの植物原料プラスチック化を実施すると発表した。

「2通貨決済機能付クレジットカード」は、1枚のカードに国内では円、海外では米ドルで支払えるデュアル決済機能を搭載。FeliCa仕様の非接触ICカードとして、ソニーバンクでは、2008年10月から取り扱いを開始した。

現在発行中の『2通貨決済機能付クレジットカード』

今回同社では、同カードにおいて、大日本印刷、三菱樹脂、ソニーの3社が共同開発した植物原料プラスチック化を2010年春から実施。使用原料の46.5%を植物由来の材料(ポリ乳酸)とし、「厳しい使用環境での耐久性、セキュリティ面で国際基準(ISO/JIS 規格)を満たす」(ソニーバンク)カードとなっている。

世界的に環境保全が緊急課題として注目されている中、同社では、「一定期間経過後に繰り返し更新する必要のあるクレジットカードの植物原料プラスチック化、特にその利便性・信頼性・安全性が高く評価される非接触ICクレジットカードへの適用は、今後業界を超えて注目される」とその意義を強調している。