スワップ狙い&長期保有型の「ネクスト総合口座」と、為替差益狙い&短期売買型の「FXトレード口座」。2つの口座で異なるサービスを提供している「外為どっとコム」ですが、この11月9日に、後者の「FXトレード口座」(今後は商品名「FXステージ」に名称統一)のデモ版をリリース(リッチアプリ / Web / 携帯)したとのこと。さっそく、その気になる中身をチェックしてみましょう。

まず注目したいのが、今回新しく「FXステージ」に登場した、リッチアプリ(ダウンロード型アプリ)。このリッチアプリでは、トレード画面のカスタマイズや複数のトレード画面の作成などができるほか、トレード画面を構成する各ウィンドウを別画面に表示させるUndock機能も搭載。複数のモニターを使い、一度にたくさんのトレード画面を見ながら取引するトレーダーには、使い勝手のいい機能といえそうです(これらはリッチアプリでのみ利用可能)。

「FXステージ」トレード画面

もう1つの注目点は、注文方法と注文オプションのバリエーションがいっきに増えたこと。今まではマーケット注文、指値、ストップと、基本的な注文方法しか利用できなかった「FXステージ」ですが、今回の新サービスでは、成行注文と、指定した日付のオープンクローズ・時に成行で注文が執行となる「時間成行」が追加されることに。さらに注文オプションにも従来のスピード注文に加え、トレール注文、リピート注文、逆建新規注文、全ポジション一括決済注文などが追加され、さまざまなトレード戦術に対応ができるようになりました。

さらに、チャートから右クリックで取引できる機能や、チャート上への保有ポジション表示、資産推移のグラフの作成などの機能を備えた「stage chart」が利用できるほか、今までなかったアラーム通知機能も充実。注文の約定や注文発動、注文の期限切れ、ロスカットなどの情報を、ポップアップやサウンドなどで通知設定することができるようになり、より市場の動向に敏感に対応できることができるようになりました。

「stage chart」の画面

今回のサービス刷新では、短期トレーダーにニーズにこたえ、かなり上級のトレードにも対応できる仕様となった印象。FX初心者には難しい注文機能も多くなりましたが、使いこなせればかなり便利。現在は正式リリースに先行してデモトレードがリリースされていますので、まずは練習を兼ねて、一度使い勝手をデモ版で確認してみては?