ルフトハンザドイツ航空が機内での無線LANネット接続サービス「FlyNet」を再開すると発表した。2010年下半期以降、長距離路線に順次導入される。

ルフトハンザ航空 機体イメージ

新しいサービスは、機内で広帯域の無線LAN接続を提供。ウェブブラウジングや電子メールの他、iPhoneやBlackBerryなどの携帯端末からのメッセージの送受信やデータ通信も可能だという。

FlyNetは、同社が世界初の飛行中のネット接続サービスとして他の航空会社に先駆けて2004年に提供開始。当時はボーイングのコネクション・バイ・ボーイングシステムを採用し、同社長距離路線の69機に導入したが、2006年にボーイングのサービス撤退に伴い、提供を終了した。

一方、今回再開となる新サービスでは、パナソニックと提携し、同社のeXConnectシステムを採用。利用者は、客室内のすべての場所で無線ネット接続を行うことができる。

ルフトハンザによると、料金はプロバイダー経由またはクレジットカードの他、マイレージによる支払いも検討しているとのこと。また、料金体系は、従量課金をはじめ、月額固定料金など複数のラインナップを用意する予定だとしている。