ホテルニューオータニ(東京・紀尾井町)はこのほど、今年収穫した和栗を使ったモンブラン「スーパーモンブラン」、日・仏・伊の栗を使ったモンブラン3種「三栗物語」を発売した。販売は同ホテル内ペストリーショップ「パティスリーSATSUKI」で、共に2010年1月31日までの期間限定商品となる。

「スーパーモンブラン」には、兵庫県三田地方産の今年収穫したばかりの和栗を使い、丹沢種、銀寄種、人丸種を順に使用していくという。「栗の品種も時期に合わせて収穫できる品種が異なるため、各品種の一番おいしい時期を選んで使います」(同ホテル広報)。

同商品は、米粉と和三盆と使って軽く焼き上げた生地におしるこのジュレを敷いたものを土台にし、特製葛わらび餅をのせている。さらにここに、栗の甘露煮、低脂肪クリームを重ね、和栗のペーストで全体を覆っているとのこと。マロンペーストには、豆乳を練りこんでおり、「豆乳により、和栗の風味を損なうことなく、まろやかで軽い食感に仕上がっています」。価格は1個1,575円。

「スーパーモンブラン」(写真上)と「三栗物語」(写真右)

「三栗物語」は、「PARIS モンブラン」「MILANO モンブラン」「TOKYO モンブラン」の3種のモンブランから構成。「PARIS モンブラン」は、ヘーゼルナッツ入りフィナンシェにメレンゲや低脂肪クリーム、ラム酒付けマロンを重ね、フランス産の2種類の栗を使った特製ペーストで覆っている。「MILANO モンブラン」は、チーズ味のスフレ生地とリコッタチーズやピスタチオなどを混ぜ合わせたものに、低脂肪クリームを重ね、ピエモンテ地方のマロンペーストを絞った。「TOKYO モンブラン」は、今年収穫された兵庫・三田産和栗のペーストを使った一品。1箱3種入りで価格は2,100円。

同ホテルによると、「いずれのモンブランも、栗の名産地である愛媛に生まれ、採れたての栗を食べ続けてきたシェフパティシエ・中嶋眞介が考案した逸品です」とのこと。