マツダは、SUVの「CX-7」をマイナーチェンジし、9月8日より発売する。価格は295万円から358万円。

「CX-7 Cruising package」

今回は「洗錬」をテーマに各部の改良を行なった。エクステリアでは、フロントの5角形ロアグリルなどを拡大し大胆さと力強さを表現。各開口部をメタル調パーツで縁取ることで上質感を表現した。インテリアでは、センターパネルは黒色パネルを基調としメタル調の装飾パネルを両端に配すなどの変更を行なった。シート素材には、スポーティな質感の黒色平織り布地や上質感のある黒色本革を採用した。また、「マルチインフォメーションディスプレイ(MID)」を全車に採用。燃費や平均車速、走行可能距離などの情報を表示する。

全車に搭載される2.3L(リッター)直噴ターボエンジンは、燃焼室形状や燃料噴射タイミングの見直し、ターボの過給圧特性の最適化などにより、応答性が良く、スムーズに立ち上がる加速フィーリングを実現した。また6速自動変速機はシフトパターンを最適化し、スリップロックアップ制御の領域を拡大。これらにより2%の燃費改善に寄与した(2WD車:9.3km/L、4WD車:9.1km/L)。

また、ドアの開口部付近やリアホイールハウス周りなどを補強し、ねじり剛性を5%向上。操縦安定性や乗り心地も向上させている。さらに、吸音材を追加することなどで、静粛性も改善した。併せてサスペンション、ダンパーもあらためてチューニングしている。

安全性の面では、50km/h以上で走行中の緊急ブレーキ時に、ハザードランプを高速点滅させる「エマージェンシーシグナルシステム(ESS)」、高速走行時に隣車線後方からの接近車両を警告する「リアビークルモニタリングシステム(RVM)」、SRSカーテン&フロントサイドエアバッグなどを採用した(一部非搭載)。

フロントビュー

リアビュー

インパネ

インテリア

シート

マルチインフォメーションディスプレイ