実際に運転士が使っているものと同じセイコー製鉄道時計をグッズ化した

能勢電鉄(兵庫県川西市)は、同社創立100周年を記念したオリジナルグッズを販売している。目玉は100個限定で制作された鉄道時計で、同社運転士が実際に乗務で使用しているものと同じモデルとなっている。

同社は、能勢妙見山への参詣者と沿線産物の輸送を目的として1908年(明治41年)に能勢電気軌道として設立され、1913年(大正2年)から営業運転を開始した。現在は電車、ケーブルカー、リフトなどで、阪急宝塚線との共用駅である川西能勢口駅から妙見山までを結んでおり、通勤時間帯には阪急の梅田駅へ直通する電車も運行している。

2008年に創立100周年を迎えたことを記念してさまざまなイベントなどを開催しており、オリジナルグッズの制作もその一環。鉄道時計は001~100のシリアルナンバー入りで21,000円という高額商品だが、ファンから人気を集め、残り個数は少なくなっているという。そのほか、旧塗装車両のイラストを入れた腕時計(2,200円)、100周年記念デザインのスルッとKANSAI対応カード(3枚組3,000円)、2001年に退役した1000系車両のピンバッジ(700円)が販売されている。

(上)鉄道時計の裏ぶたには100個限定を示すシリアルナンバー入り

(右)100周年を迎えた際に復活された旧塗装車両のデザインを取り入れた腕時計

グッズは山下駅、平野駅で取り扱うほか、同社鉄道事業部運輸営業グループで通信販売を行っている。