バンダイは、『ドラえもん』のアニメ放送30周年を記念して、21世紀型コミュニケーションロボット「Myドラえもん」を、ドラえもんの誕生日である9月3日(木)に発売すると発表した。価格は31,500円。

21世紀型コミュニケーションロボット「Myドラえもん」

「Myドラえもん」は、全高約16.5cmの小型ボディの中に最新の技術を詰め込んだとされる、ドラえもん型のコミュニケーションロボット。本体には、赤外線・近接センサー・光センサー・音響センサー・温度センサーを搭載、セリフは1,300以上を収録し、そのときの状況に合わせた反応をする。

各センサーを複合して情報解析を行うという、脳神経をモデルとした情報複合処理システム"ニューラルネットワーク"を応用した技術により、ドラえもんの顔がユーザーを探して、ユーザーのほうを向いておしゃべりをしたり、そのおしゃべりに合わせたリアクションをしたりする。また、同社が独自に開発した、音声認識を使わずにおしゃべりをスムーズにするシステム"スキット"も搭載。また、ドラえもんの目の部分には、玩具では初というペーパー液晶を採用。おしゃべりにあった目の表情を作り、喜怒哀楽を表現(10パターン)することができるようになっている。

このほかにも、温度センサーにより、置かれている環境が暑いのか寒いのかを判断し、その状況に応じたおしゃべりをしたり、光センサーが明るくなった(暗くなった)ことを感知し、時間と掛け合わせ、そのときにあった台詞をおしゃべりする。また、日時を初期設定にて設定しておくと、記念日や行事、季節に応じたおしゃべりをしてくれる機能もある。

頭部には近接センサーを内蔵し、"なでなで"や"たたき"を判断。なでられると喜び、たたかれると怒る目の表情に。また、口部分には音響センサーがあり、人の声か雑音かを判別し、大きな音には驚いた目になったり、声を上げたりするという。

本体各部に多数のセンサーを内蔵している

同梱物は、ACアダプター、取扱説明書のほか、初期開発ロボットから「Myドラえもん」に至るまで、バンダイが研究開発したロボットの歴史をまとめた冊子「バンダイロボット研究書」が付属。なお、商品パッケージは『ドラえもん』の世界観に合わせ、アニメに登場する、ドラえもんがひみつ道具を買うデパート"未来デパート"の小包をイメージしてデザインされている。

「バンダイロボット研究書」

"未来デパート"の小包をイメージした商品パッケージ

商品仕様は、サイズが約165(H)×129(W)×105(D)mmで重量が約360g。主な販売ルートは、全国の雑貨店・百貨店・量販店の玩具売り場や玩具専門店、インターネット通販などが予定されている。

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