新生フィナンシャルは4日、20~50代のサラリーマン500名を対象に「2009年サラリーマンの小遣い調査」を実施し、結果を公表した。同調査は1979年以来、ほぼ毎年行なわれている。

調査結果によると、サラリーマンの平均小遣い額は前年比700円減の4万5,600円で、2年連続の減少。昨年から今年にかけての小遣い額の変化について尋ねたところ、小遣い額が下がった人(18.0%)が上がった人(7.6%)を大きく上回った。

平均昼食代は前年比20円増の590円で、3年連続500円台で推移。1週間の勤務日における外食・弁当の割合では、「弁当持参」がトップで、約1割の人が昨年より弁当持参の回数を増やしたと回答している。

1カ月の外食回数は、前年比0.5回減の平均3.3回で、週に1回程度あった飲み会は10日に1回程度の割合に。一方、1回あたりの費用は、全体で5,180円と同480円増。1カ月の飲み代(1カ月の外食回数×1回の飲み代)は、前年より800円程度減った1万7,060円だった。

昇給について尋ねたところ、今年は昇給が「なかった」人が51.6%で、「あった」人(48.4%)を若干上回る結果となった。世帯年収別では、300万円以下の世帯で昇給が「あった」と回答した人は22.2%だったが、500万円以上の世帯では5割以上が昇給しており、年収による二極化が進んでいることが窺える。

同社は「世界的な不況を受けて多くの企業が赤字に陥る中、サラリーマンにとっても大変厳しい1年であったことがうかがえる調査結果となった」としている。