太宰治の『パンドラの匣』が染谷将太、川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介らのキャストで映画化され、10月に公開されることが4日、分かった。

『パンドラの匣』

1946年に太宰治が発表した『パンドラの匣』は、「健康道場」と称する風変わりな療養所に入所した結核を患う少年を主人公に、看護師と師長や療養者とのおかしな日々を描くユーモアと希望に満ちたきらきらとした物語。主人公の少年・ひばりを演じるのは染谷将太が演じ、ひばりが思いを寄せる看護師長を芥川賞作家の川上未映子が、気まぐれな看護師・まあ坊を仲里依紗が演じる。

監督は、『パビリオン山椒魚』などを手がけた冨永昌敬。音楽はジャズミュージシャンの菊地成孔が担当する。ほか、共演は、ふかわりょう、小田豊、杉山彦々、KIKI(友情出演)、洞口依子、ミッキー・カーチスら。

『パンドラの匣』は10月にテアトル新宿ほか全国順次ロードショー

(C)2009「パンドラの匣」製作委員会