「建築開放区」で公開される三井本館

22日、東京都内の優れた近代建築物に触れることができるイベント「open! architecture - 建築のまち・東京を開放する -」が始まった。同イベントは普段はあまり見ることができない建築物を一般に公開し、建築や都市の文化的な視野を広げてゆくという市民参加型イベント。2009年はテーマを「東京のゆたかなスタイル」と設定し、来場者は4,000人を予測しているという。期間は6月11日まで。

解説つきで建物見学や建築めぐりを行う「建築開放区」では、「日本橋高島屋」「山二証券と兜町周辺建築めぐり」「常盤小学校 / アーキテクツオフィス」などの建物を一般公開。コースとして、各建物が最高の表情を見せる時間帯に合わせた「早起き見学」や「夜景散歩コース」といったプログラムのほか、建築写真家・下村純一氏と一緒に建築物の撮影に挑戦する「建築写真を撮ってみよう」も用意したという。いずれのコースも事前申込みが必要で、参加費は各イベント毎で異なる。

2008年に開催された同イベントの模様

このほか、建築家が設計した住宅を紹介する「オープンハウス」や、共催イベントとして、建築と音楽のコラボイベント「都市楽師プロジェクト」や「心躍るウィーン建築の旅」展、「シンポジウム・豊かな住環境を育むためにできること」などを開催。チケットの申込み方法や詳細などはWebサイトまで。