最近、"草食男子"や"弁当男子"などといった、若い世代の男性の消費傾向や恋愛意識に注目が集まっている。そんな中、特に20代後半~30代前半の男性において草食化の傾向があることが、ヤフーバリューインサイトによる「男性の消費と恋愛意識」に関する調査で明らかになった。

同調査は3月28日~3月30日の期間、首都圏1都3県在住の20歳~49歳の男性300人を対象に実施した。"草食男子"の一面がうかがえる項目「女性向けの商品を使うことに抵抗がない」において、20代後半(25歳~29歳)が50.0%、30代前半(30歳~34歳)が42.0%の順で多く、20代前半(20歳~24歳)では34.0%。また、「女性っぽい色の洋服や小物を採り入れたい、採り入れることに抵抗がない」という男性は、20代後半が36.0%で最も多く、次いで20代前半が30.0%。若い世代で草食化が進んでいるとされているが、20代前半には草食化に逆行する回答傾向も見られ、20代後半との間にはギャップがあるようだ。

恋愛における意識では、「男女の関係では主導権は男性が持つべき」という男性は30代前半(32.0%)で最も少ない。さらに、女性の方から言い寄ってくるのを受け入れないのは男の恥であることをいう「据え膳食わぬは男の恥」の考え方について、強く共感するという男性は20代後半の26%を底に、V字型を描く傾向が見られたという。