アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の国営航空会社・エティハド航空がこのほど、ファーストクラスに導入するスイートルームを公開した。

新たに設置されるスイートルームは、"Diamond First Class"と呼ばれ、同航空が2009年8月から投入する新型エアバスA340 - 600に12室設置。その後、2010年末までにフル展開することを目指しているという。

室内は、全長80.5インチ・幅29.75インチのフルフラットベッドになる大型シートを装備。シートには、マッサージ機やパソコン用、iPod用、イーサネットケーブルなどの差込口が設置されている。その他、テレビ・ラジオや600時間以上の映画、ゲームを楽しめるオンデマンドのエンターテイメント機付きの23インチワイドスクリーンLCD、専用ワードローブ、ミニバー、全身姿見の付いた専用化粧室もある。また、シートにはフェラーリと同じイタリアのポルトローナ・フラウ社のものを使用するなどインテリアにもこだわり、個室の入り口もアラビア風のドアを取り付けられている。

スイートルームイメージ

航空会社のスイートルームは、同じUAEのドバイを拠点とするエミレーツ航空やシンガポール航空などが設置していることが知られているが、同航空では「豪華な座席を提供することにより、アラブの航空業界の市場で優位に立ちたい」と意気込みを語っている。

なお、同航空では2010年3月からの成田就航が予定されている。