気分はヘプバーン? 映画やドラマのロケ地観光1位はイタリア--JTB調査

JTBはこのほど、旅のアンケート「たびQ」にて「映画やドラマなどのロケ地への旅行」に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。同調査は4月1日～12日の期間にインターネット上で行われ、10代から80代の男女3,808人から回答を得た。

まず、旅先で映画やドラマなどのロケ地を訪れたことがあるかと尋ねたところ、50%が「ある」と回答。訪れたことがあるロケ地として、海外では「イタリア」(25%)、「韓国」(21%)、「ニュージーランド」(11%)がトップ3に入った。イタリアと答えた人の過半数が、観光するきっかけとなった映画として『ローマの休日』を挙げた。また、韓国では人気ドラマ『冬のソナタ』などで使用されたロケ地や店を、前もって調べて訪ねたという女性グループがほとんどだった。

一方の国内では、ドラマ『北の国から』の舞台となった「北海道」(36%)がトップ。2位に「京都」(20%)、3位に「沖縄」(15%)が続いたほか、2008年大河ドラマ『篤姫』の舞台でもある「鹿児島」(10%)や、映画『おくりびと』などで注目されている「山形」(8%)も人気を集めた。

「今後、映画やドラマで使われた所で行ってみたいと思う場所があるか」と聞いたところ、53%が「ある」と回答。海外では、数々の名作映画が撮影された「イタリア」(41%)、ドラマシリーズや映画によく登場するニューヨークが人気の「北米」(25%)、映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『ラストサムライ』での大自然が印象的な「ニュージーランド」(13%)などが上位に入った。国内では、富良野の人気が高い「北海道」(45%)、時代劇の撮影場所としてよく出てくる「京都」(16%)、2009年大河ドラマ『天地人』の舞台でもある「山形」(14%)が多くの支持を集めた。