野村證券は7日、「ノムラ個人投資家サーベイ(2009年 5月)」を公表した。

同調査は、同社の金融経済研究所が個人投資家に対し、投資動向の把握と情報提供を目的として毎月行っているアンケート調査結果をまとめたもの。対象は、株式投資経験のある個人投資家モニター約11,800人で、調査期間は4月21~22日。有効回答数は1,000件。

3カ月後の株価見通しに対する回答結果から作成した「ノムラ個人市場観指数」は、38.6と前月より12.6ポイント増加した。2008年11月以来の高水準で、「回答時の日経平均株価(4月21日終値)は8,711円と、前回調査時を766円上回っていたものの、株価の先行に対して一段の上昇を見込む個人投資家が増加している」(同社)。また、3カ月後の日程平均株価の見通しについては、「1,000円程度上昇」が前月比3.4ポイント増の47.9%、「2,000円程度上昇」が前月比2.2ポイント増の16.5%で、それぞれ2カ月連続で前月より上昇した。

個人投資家の株式取引状況に関する質問では、過去3カ月間の「売買銘柄数」「投資金額」「売買頻度」「保有銘柄数」について、「増えた」とする回答比率が4項目ともに、前月より上昇。また今後3カ月間の株式取引に対する質問では、全4項目で「増やしたい」との回答比率が前月より上昇しており、個人投資家の投資意欲は高く、株式取引に積極的になっていく様子が窺える結果となった。

投資対象として、短期、長期を問わず株式を保有したいと思う銘柄(実際に保有している銘柄を含む)、あるいは注目していきたいという銘柄をひとつ挙げてもらったところ、回答者の多かったのは以下の通り。

保有したい、注目していきたい銘柄(有効回答数 : 1,000人)(「ノムラ個人投資家サーベイ(2009年5月)」より引用)