イベント終了後、藤崎奈々子に単独インタビューをすることができた。

――藤崎さんはスパイ映画が大好きとのことですが、この映画の見所を教えていただけますか

藤崎「だましたと思ったら逆にだまされていたり、今度は逆の人がだまされたりというところですね。それと、最後の大どんでん返し。ええー、そんな終わり方なの? と思うけれど、見たあとの印象はすごく気持ちよかった。すっきりしたい人にオススメです」

――ということは見所はやっぱりラストのシーン?

藤崎「そうですね。そこもすごくいいんですけど、私はジュリア・ロバーツがこっそりデータを送る場面がよかったです。手に入れた新製品の情報を相手になかなか送れない。このままだと見つかってしまうのではないかという緊張感があって。ハラハラドキドキしすぎて吐きそうになったんですけど(笑)、私はそのシーンがすごく楽しかったです」

――だます、そしてだまされるというのが本作のキーポイントですが、藤崎さんは友人や周りの方に「だまされた」という経験はありますか?

藤崎「私だまされやすいんで、いっぱいあるんですよ(笑)。高校の時、友達に『トイレはタンクの方を向いて座るのが正しい使い方なんだよ』と教えられて、やってみたらすごく使いづらいんですね。それで友達に『私にはあの使い方は合わないみたい』って言ったら、実は部活のみんなで私のことをだましてたみたいで」

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――本当にやってしまうところが、おっとりした藤崎さんらしいですね。逆に「だましちゃった」ことはあるんですか?

藤崎「ウエディングドレスを着る仕事をしたとき、ケータイで写真を撮って冗談で『今日、結婚しました』というメールを送ったんですね。すると友達から『なんで言ってくれなかったの?』、『(結婚式に)呼んでほしかった』という意外に真剣なメールが帰ってきて(笑)。『こういう仕事を今やってるんだよ～』というメールを改めて送り直しました」

――あやうく友情にヒビが入ってしまいそうなエピソードですね(笑)。藤崎さんはラーメンのお店を展開されていますが、やはりそれは好きが高じて?

藤崎「本当に好きで、一人で食べに行くこともよくあります。昨日もじゃんがらラーメン食べてきました」

――じゃんがらラーメン!　本当にラーメンお好きなんですね。お気に入りのお店など、差し支えなかったら教えていただいてもよろしいですか?

藤崎「白山ラーメンです。(夜の)9時からしかやってないんですけどすごくおいしいんです!　お店いっぱいに厨房があって、ラーメンは道路で食べるんですよ(笑)」

――おいしそうですね。今度行ってみようかな……

藤崎「ぜひ行ってみてください!　濃厚な豚骨味でおいしいですよ」

――今日の対決ではスイーツの考案をされたようですが、藤崎さんのお店でもスイーツを出す予定はあったりするんですか?

藤崎「ええ～、ラーメンですからどうなんでしょうね。でもラーメン屋さんには女性の方も結構くるので、食後のデザートとかつくってみるのもいいですね」

――なるほど(笑)。今日はどうもありがとうございました。あまりだまされないように気をつけてください

藤崎「はい、気をつけます(笑)」

映画『デュプリシティ　～スパイは、スパイに嘘をつく～』は、5月1日より、TOHOシネマズ みゆき座他全国ロードショー。