ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニーはこのほど、視力を矯正している小学生、中学生、高校生の子どもを持つ母親200名を対象とした「紫外線対策に関する意識調査」の結果を発表した。調査対象はソフトコンタクトレンズを装用している母親100名とソフトコンタクトレンズを装用していない母親100名で、年代は20代から50代。調査は3月にインターネット上で実施された。

同調査では、自分自身が日常生活において紫外線対策を何もしていないという親は9.0%に過ぎない一方で、子どもの紫外線対策を行っていない親は42.5%に上ったという。さらに、学校から子どもの紫外線対策についてアドバイスを受けた親はわずか4.5%とのこと。これにより、親自身は紫外線カット化粧品や日焼け止めなどの紫外線対策をしているにも関わらず、子どもに対しては何も対策を講じていない親が多い傾向が明らかとなったとしている。

視力を矯正している子どもを持つ母親の、自身に体する紫外線対策 : ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニー

視力を矯正している子どもを持つ母親の、子どもに対する紫外線対策 : ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニー

また、紫外線の浴びすぎが子どもの皮膚に悪影響を与えることについて、72%の親が知っていると答えたが、眼への影響について知っている親は42.5%であった。紫外線が眼に与える影響への意識は低いと見られ、眼の紫外線対策のために子どもにサングラスをかけさせたいと思う親は11%しかいないという。大半の親は「他の子どもがやっていない」「子どもには必要ない」「スポーツ中は不便」等の理由で、眼の紫外線対策としてサングラスの使用に抵抗があるようだ。

紫外線対策として子どもにサングラスを使わせたいか? : ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニー

金沢医科大学感覚機能病態学(眼科学)の佐々木洋教授は、この結果に対して「子どもの時に浴びた紫外線のダメージは目に蓄積され、将来、眼の障害につながる可能性があると言われており、子どもの頃から、正しい紫外線対策をすることが大切」とのコメントを寄せている。