国内最大級のインターネット総合旅行サイト「楽天トラベル」を運営する楽天トラベルは、4月25日から5月5日までのゴールデンウィーク期間の国内・海外旅行について、15日現在の予約状況を発表した。

今年のゴールデンウィークは、4月よりも日並びの良い5月に旅行のピークを迎える模様。国内においては、定額給付金の支給やETC搭載車の高速道路料金引き下げなどにより、全体の予約流通総額は+27.0%(前年比、以下同様)。都道府県別では、大河ドラマ『天地人』で盛り上がりを見せている新潟県(+55.8%)が1位となり、米アカデミー外国語映画賞部門受賞作品『おくりびと』の撮影舞台で脚光を浴びている山形県(+49.3%)が3位に食い込んでいる。なお、2位には宮崎県(+50.2%)がランクイン。

一方、海外においては、4月より燃油サーチャージが下がったこともあり、全体の予約流通総額は前年比+28.1%。ただしネット予約の特徴の1つである「間際予約」により、エリアによっては直前まで伸長する見込み。相変わらずグアム(+105.1%)や韓国(+97.8%)、香港(+52.9%)など、安・近・短エリアの人気は強いものの、ベスト5位までに長距離方面のハワイ(+61.9%)、ヨーロッパ(+50.9%)が入り込んでいるのも特徴。同社では「円高の影響を受け、昨年よりも比較的安価に海外旅行を楽しめるのも要因となっているようだ」とコメントしている。