歌手のやしきたかじんが司会を務める『たかじん胸いっぱい』(関西テレビ 毎週土曜12:00～13:00 ※関西ローカル)が、放送16年目を迎えた4月から、新アシスタントに人気グラドル・ほしのあきを迎えて内容をリニューアル。その初回が4日、大阪市内のスタジオから生放送されたが、北朝鮮によるミサイル発射の"誤報"騒ぎで放送が中断となるとばっちりを受けてしまった。

左から、ほしのあき、やしきたかじん

今秋、全国ライブツアーを開催することも明かしたたかじんは「しゃべりは抑えて歌をたくさん聴かせます(笑)」と

まもなくミサイルが発射されるとの情報に日本中が騒然となる中、正午にスタートした生放送。冒頭でたかじんは「昔から、俺が何か始めようとすると、必ず何か起こるねん……」とボヤいていたが、その不安は的中。スタジオトークが盛り上がってきた矢先の12時16分、政府が「北朝鮮から飛翔体が発射された模様」と発表されたのを受け、放送は全国ネットの緊急報道番組に切り替わった。その5分後、発表が「伝達ミスによる"誤情報"」だったと判明したが、国家の安全に関わる一大事だけに報道番組は続行され、たかじんら出演者は40分近くスタジオで待機することになった。

結局、生放送が再開されたのは、番組終了のわずか1分前。再び画面に登場したたかじんは「16年ぶりの番組リニューアルということで、1時間の生放送でお送りしようと思ったんですが、"伝達ミス"で中途半端に終わってしまいました(笑)。テレビの仕事は40年ほどやっておりますが、こんなことは初めてでございます!」と思わぬ事態に振り回された番組を締め括った。そして、続いて行われた4月18日放送分の番組収録でもこの騒動を報告。「最後に1分だけしゃべってくれと言われたけど、あの状況で何しゃべったらええねん!(笑)ええ加減にせぇよ北朝鮮!」と怒りをぶちまる一幕もあった。

番組でやってみたい企画を聞かれたほしのは「たかじんさんに夜の京都を案内してほしい」と即答!

収録後に行われた会見で、生放送の感想を語ったたかじんとほしの。「一生に二度とないだろうというすごいことが起こってしまいましたけど、パニックになることはなかったですね」と明かしたほしのは、「誤報は"システムの誤作動"が原因と聞いて、スタジオでみなさんと『なぜ誤作動? 誰かがコンセントでも抜いちゃったのかね?』とか話してました(笑)」とさすがは"最年長グラドル"の肝っ玉の太さを見せた。そんな頼もしい新アシスタントにたかじんは「信頼してます。"誤作動"および"伝達ミス"のないようにがんばってください(笑)」と騒動への皮肉を交えながらエールを。さらに、「生放送中に発射はあるかもしれないと覚悟はしてたけど、誤報というオチがあるなんて(笑)。でも、こんな緊迫した状況下で誤報とは、本当に大変なことが起こったときはどうすんねん!?もっとしっかり危機管理してほしいですね」とお上に苦言を呈していた。