9月28日より放送される平成21年度後期のNHK連続テレビ小説『ウェルかめ』のヒロインが、倉科カナ(くらしなかな)に決定し2日、NHK大阪放送局で発表会見が行われた。

次期NHK朝ドラ『ウェルかめ』ヒロインに決定した倉科カナ

応募総数1775名のオーディションを勝ち抜いてヒロインの座を射止めた倉科は、熊本県出身の21歳。「ミスマガジン2006」グランプリ受賞をきっかけにグラビアデビューし、CMやバラエティー番組に出演するほか、NHK『土曜スタジオパーク』でサブMCを務めるなど活動の幅を広げてきた。女優としては深夜ミニドラマ『根津サンセットカフェ』(TBS)などの出演作があるが、本格的な連続ドラマ主演は『ウェルかめ』が初となる。

会見の1時間前にヒロイン決定を知ったばかりという倉科は「まだドキドキしています」と興奮さめやらぬ様子。じつは今日の会見には「オーディションの最後の面接審査がある」と騙されて? 会場に呼ばれていたそう。「面接ということで、『好きな生き物は、犬、カブトムシ、カメのうち何ですか』と質問されたので、『犬です!』と答えたらみなさんに笑われて。その後、クラッカーが鳴って『おめでとうございます! あなたがヒロインに決定です!』と言われました(笑)」と"ドッキリ"のような演出で決定を聞かされたという。倉科は「これからドラマを通していろんな方にお会いできると思うと楽しみでもありますし、ウキウキとドキドキが一緒になって…なぜか涙が出てきますね」と目を潤ませながら喜びを語っていた。

憧れの女優はミスマガジンの先輩で朝ドラに主演した斉藤由貴という

『ウェルかめ』は徳島県を舞台に、海辺の町・美波町の民宿で生まれ育ったヒロインの波美(なみ)が、さまざまな困難を持ち前の明るさで乗り越えていく青春コメディ。そんな波美を演じる倉科は役柄について「すごく明るくて根性があって、すごくドジだけど何があっても前に進んでいく。キラキラした夢を持ってる子」とコメント。「私自身も波美にすごく似てると思います。よく笑いますし、マネジャーさんを困らせるほどドジでうっかりしているので、いつも『忘れ物はない?』と言われます」と明かし、「21年生きてきて、波美と同じようにつまづいたことも何度かありましたけど、(ヒロインに決まって)『人生、捨てたもんじゃないな』って思いました! これから、もっともっと波美に近づいていきたいです」と意気込んでいた。

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