恋愛や異性に対する関心が極めて低く、"ガツガツ"しない「草食系男子」が近年増加中であるという。M1・F1総研は、トピックVol.19「仕事も恋愛も消極的"草食系男子"の攻略法」を発行し、そんな草食系男子の仕事観や消費傾向について考察した。

同調査は2月、首都圏1都3県在住のM1(20~34歳の男性)1,000人を対象にインターネット上で実施した。草食系男子として自覚のある男性は20~22歳で60.5%と高く、年齢が下るにつれて占める割合は減少傾向にあるものの、32歳~34歳で41.7%もいた。"草食系男子"とその他男子を比較すると「異性と仲良くなるために多くのお金を使うのは馬鹿げている」「恋愛に積極的ではない」いずれの項目においても、草食系男子が高い割合を示した。

草食系男子のうち、自分の能力に自信があるとする人は39.6%で、その他男子(50.5%)を下回った。大事にしていることとしては「プライベートな時間」(68.2%)が最も多く、次いで「お金」(62.6%)、「仕事」(62.2%)、「家族」(60.6%)と続く。なかでも「友人」は53.9%の草食系男子が大事にしていることに挙げ、その他男子(44.5%)より高い割合に。また1人での行動が好きだと回答した草食系男子は85.9%で、こちらもその他男子の77.5%を上回ったとのこと。

また、思わず買ってしまったり、普段から意識して積極的に買うモノやサービスは「自宅で過ごす時間を充実させるためのもの」「ちょっとした贅沢になるもの」「頑張った自分へのご褒美のためのもの」が上位にランクインした。同社は「草食系男子の消費を促すカギは『』『プチ贅沢』『ご褒美』となり、癒しを求める女性と似たアプローチが有効だと考えられる。また草食系男子は『友人』も大切にする特徴があるので、『会話のネタになりそうなもの』も、攻略ポイントの一つと言える」と結論付けている。