ANAクラウンプラザホテルは12日、20~40代のビジネスパーソン1,107名を対象に「プロポーズ」に関するアンケート調査を実施した。調査結果からは、奇をてらわず平凡なプロポーズを望む現代ビジネスパーソン像が浮かび上がってくる。

プロポーズは男性から、が主流

男女どちらからプロポーズしたいのか尋ねたところ、未婚男女ともに、男性からプロポーズが過半数を占めた。世代別では20代がそのこだわりが強く、年代があがるごとに薄らいでいく傾向に。ただし、30~40代の未婚男性の約1割は「女性からプロポーズされたい」と回答。30~40代未婚女性は2%程度も「プロポーズしたい」と答えており、"草食男子"、"肉食女子"も若干ながらいる模様。既婚者の結果からも、男性からプロポーズをしたという既婚男女がともに8割近くに上ることから、あくまでプロポーズは「男性から」が常識といっても過言ではなさそうだ。

定番文句「一生幸せにする」はプロポーズと受け止められない!?

プロポーズの定番としてよく聞くフレーズ「一生幸せにする」。しかし、いざこの文句を口にしても、プロポーズとして受け止められるとは言えないようだ。未婚者の中で「プロポーズされたい」派の意見をまとめたところ、「親に会ってほしい」「一生幸せにする」という言葉をプロポーズと受け止める人は、それぞれ過半数に満たなかった。また、エンゲージリングを渡すことがプロポーズだと受け止める人も17.2%と少数派。それではどうやってプロポーズすればいいのか、ということになるがやはり王道の「結婚しよう」というシンプルかつストレートな言葉がよさそう。「プロポーズされたい」派の7割という圧倒的な支持を集めている。

プロポーズする場所は「夜景」より「自宅」

プロポーズされたいシチュエーションについては「自分または相手の家・部屋」を望む"巣ごもり派"が26.2%で最多。2位以下は「夜景のきれいな場所」(13.5%)、「車の中」(12.9%)の順となった。なお、既婚・未婚を問わず2位の夜景派は男性の17.2%に対して、女性は9.9%。意外に男性のほうがロマンティックな場所にこだわることも窺える。

プロポーズのタイミングは記念日などが人気、気にしていない人も多数

プロポーズのタイミングは、「特に気にしていない」人が26.2%。その他では、相手の誕生日や二人の記念日、クリスマスが人気だという。未婚男性の8割以上は何らかの記念日にプロポーズしたいと考えている一方、未婚女性、特に30~40代はタイミングをあまり気にしておらず、男女間の温度差も見られる。ちなみにプロポーズへの返事は「その場で即回答した」人が約8割を占めている。