日立キャピタル、日本SME格付けの取り扱い業務を委託開始--S&P

スタンダード&プアーズ(以下、S&P)は9日、中堅・中小企業向け「日本SME格付け」の申し込み仲介業務を提携先に委託する「紹介パートナー」制度を開始したと発表した。まず日立キャピタルが「紹介パートナー」制度の最初の提携先となり、2009年3月から業務委託を開始する。

日本SME格付け(SME＝Small & Medium Sized Enterprise)は2005年12月より開始した信用格付けで、S&Pと日本リスク・データ・バンクが共同で開発した。対象は日本国内で非上場、かつ年商10億円から100億円の日本企業。原則年1回更新で、最も信用力の高い「aaa」から「ccc」までの7段階で示される。

従来は都市銀行や有力地方銀行など63行の金融機関と提携し、同格付けの取扱い業務を委託してきた。9日に発表された新しい「紹介パートナー」制度では、顧客企業が取扱い金融機関に加え、S&Pと提携した「紹介パートナー」を介して格付けを申し込むことができるようになる。

現在、日本SME格付けを取り扱っている金融機関は以下の通り。

■都市銀行

三井住友銀行 / 三菱東京UFJ銀行 / りそな銀行 / 埼玉りそな銀行

■地方銀行

愛知銀行 / 青森銀行 / 秋田銀行 / 足利銀行 / 阿波銀行 / 岩手銀行 / 大分銀行 / 大垣共立銀行 / 沖縄銀行 / 鹿児島銀行 / 関東つくば銀行 / 北日本銀行 / 岐阜銀行 / きらやか銀行 / 近畿大阪銀行 / 群馬銀行 / 西京銀行 / 佐賀銀行 / 佐賀共栄銀行 / 静岡銀行 / 十八銀行 / 荘内銀行 / 常陽銀行 / 親和銀行 / スルガ銀行 / 第四銀行 / 筑邦銀行 / 千葉銀行 / 中国銀行 / 東京都民銀行 / 東邦銀行 / 鳥取銀行 / 長崎銀行 / 名古屋銀行 / 西日本シティ銀行 / 八十二銀行 / 肥後銀行 / 百五銀行 / 百十四銀行 / 広島銀行 / 福井銀行 / 福岡銀行 / 豊和銀行 / 北越銀行 / 北洋銀行 / 北陸銀行 / 北國銀行 / みちのく銀行 / 南日本銀行 / 宮崎銀行 / 宮崎太陽銀行 / 武蔵野銀行 / もみじ銀行 / 山口銀行 / 山梨中央銀行