イギリスの旅行雑誌『ワンダーラスト(Wanderlust)』が毎年実施している「トラベル・アワード2009(Travel Award)」で、国別部門の第1位に日本が選出された。
同アワードは、トップカントリー、トップシティをはじめとする全13部門で構成され、読者投票で選出された満足度の高い世界の観光地をランキングで示したもの。今回の投票は、2007年9月から2008年11月までの間、同誌の読者を対象に行われ、読者自らの旅行経験に基づき、4つの優秀候補とその評価が投票された。
その結果、2009年の国別部門のトップに輝いたのは日本。97.42%という高い満足度を獲得し、初のトップ10入りにして、堂々の1位に選ばれた。
同誌によると、日本が評価された理由について「近代と古代が共存したユニークな文化の意外性に観光客は魅了された」と説明。また「ミシュランガイドは東京が世界一の食通都市であると評価しているとおり、日本の食文化はバラエティに富んでいるのでどんな人をも満足させることができる」と述べている。
その他、都市別部門では、1位アンティグア(グアテマラ)に続いて、京都が2位にランクインした。
国別満足度トップ10
順位 | 国名 | 満足度 |
---|---|---|
1 | 日本 | 97.42% |
2 | ナミビア | 96.21% |
3 | ニュージーランド | 95.75% |
4 | ブータン | 95.71% |
5 | シリア | 95.38% |
6 | ペルー | 95.36% |
7 | エクアドル | 95.11% |
8 | ベトナム | 95% |
9 | インドネシア | 94.12% |
10 | ラオス | 94.05% |
都市別満足度トップ10
順位 | 都市名(国名) | 満足度 |
---|---|---|
1 | アンティグア(グアテマラ) | 97.78% |
2 | 京都(日本) | 95.56% |
3 | ボストン(アメリカ) | 95% |
4 | クラクフ(ポーランド) | 94.67% |
5 | ハバナ(キューバ) | 94.29% |
6 | ダマスカス(シリア) | 93.33% |
7 | ルアンパバーン(ラオス) | 93% |
8 | クスコ(ペルー) | 92.73% |
9 | シドニー(オーストラリア) | 92.06% |
10 | タリン(エストニア) | 91.43% |