南九州ファミリーマート(鹿児島)はこのほど、鹿児島・宮崎のファミリーマートで「肥薩おれんじ鉄道応援フェア」を開催する。肥薩おれんじ鉄道沿線特産品を使用した商品を販売するとのこと。商品パッケージには肥薩おれんじ鉄道のマスコット「おれんじーず」を使用する。すでに3商品が発売中で、2月にも3商品、3月に2商品が追加される予定。

南九州ファミリーマートで販売される予定の商品

現在発売中の商品は、阿久根産の鯖(さば)で作られた「フィッシュバーガー(220円)」、阿久根産温州みかんジュースを練りこんだ「おれんじサンド(130円)」、阿久根産のぼんたん餡を包んだ菓子パンの「阿久根ぼんたん&ホイップ(125円)」の3種類とのこと。

2月17日からは、長島東町産の鰤(ぶり)のほぐし身を使用した「鰤王おむすび(135円)」、鹿児島産の「元気鶏」と出水産の海苔を使った「手巻 鶏そぼろ(115円)」、鰤のなかおち部分を使用した「鰤そぼろ弁当(290円)」が発売されるという。

3月24日からは、阿久根産の温州みかんゼリーにヨーグルトムースを合わせた「温州みかんサワースイーツ(250円)」、温州みかん発祥の地、長島東町産の温州みかんを原料とした「温州みかんキャンディー(200円の予定)」が登場する。

対象商品は実際に商品開発担当が沿線上の生産者や企業と協議しつつ開発した新製品とのこと。販売期間は特に定めず、コンビニエンスストアの他の商品と同様の商品サイクルで販売するが、人気のある商品は継続して販売する可能性もあるという。

同社によると、この企画は2007年9月に「地元企業として鹿児島県の地域活性化に係る事業に協力する」目的で鹿児島県と多分野にわたる協定を締結したことがきっかけとのこと。肥薩おれんじ鉄道については、ラッピング広告列車「肥薩おれんじ鉄道ファミマ号」も実施しているという。今回は鹿児島県の「肥薩おれんじ鉄道 関連商品開発支援事業」の一環で、「沿線上に店舗を構える同社が商品開発を通じて何か支援が出来るのではと思い事業に賛同しました」(同社)。なお、同社は今回のフェアを記念して、同社ホームページのメールマガジンを登録した人から抽選で5名に「おれんじちゃん」のチョロQが当たるキャンペーンを実施中だ。

肥薩おれんじ鉄道で活躍するラッピング列車「ファミマ号」

肥薩おれんじ鉄道によると「肥薩おれんじ鉄道関連商品開発支援事業」には他にも、鹿児島風物菓「さつまどり」で知られる風月堂や阿久根市のアキノ染色工芸が参加しており、今後も関連商品が登場するとのこと。対象商品の売上金の一部は肥薩おれんじ鉄道の支援金となるという。「各企業様は鹿児島県の肥薩おれんじ鉄道利用促進協議会の呼びかけに応えてくださったと聞き感謝しています」(同社)。一部の商品については駅などでも販売できるよう検討するという。