今年開局50周年を迎えるNHK教育テレビとフジテレビがタッグを組み、コラボ企画『イチか? バチか? プロジェクト~若者の底力~』の立ち上げを発表。7日、お台場・フジテレビで記者説明会が行われた。
同プロジェクトは、ドキュメント・討論番組で"若者"を見つめてきたNHK教育テレビと、ドラマ・バラエティーで"若者"の流行を生み出してきたフジテレビが番組連動を行い、様々な角度から現代の若者像に迫り、若者の未来を見つめる。両局アナウンサーの番組への相互乗り入れや、同時生放送を展開し、テレビの面白さを再認識してもらう意図だ。
フジテレビの立川善久氏は、「テレビに関わる者として、社会に貢献できることはないかと考えた」ときっかけを明かし、「数年後、数十年後に振り返ってみて、思い出と共にあるのはテレビだと思う。今後、テレビのできることとして、次の社会を作り始めている若者に焦点を当てた番組を作りたい」と語った。また、NHK教育テレビの熊埜御堂朋子氏は、「NHKとフジテレビは、磁石でいうとN極とS極のようなもの。タッグを組むことによって、通常にはないパワーが生み出されるのではないか」と期待を膨らませる。
プロジェクトでは、まず、NHK教育テレビで「復活? 真剣中年しゃべり場SP(仮)」を3月21日に放送予定。番組内で出た若者の意見や主張を、3月末放送予定のフジテレビ「MANNINGEN SP(仮)」で世論に問いかける。そして放送直後、コラボのまとめ番組として、NHK教育テレビとフジテレビの双方の目線で、同じスタジオから同時に生放送を展開する。司会の相互乗り入れも行い、「~しゃべり場SP(仮)」には、「MANNINGEN」司会の古田新太と戸部洋子アナが出演。代わりに「MANNINGEN SP(仮)」に「~しゃべり場SP(仮)」司会の小池栄子と畠山アナが登場する。
また、共同のWEBサイトを立ち上げ、番組情報の提供だけでなく、ブログ展開や視聴者からの意見も募集。場合によっては、番組内での紹介や意見提供者のお宅訪問などの可能性も示唆し、テレビだけでなく、WEBで視聴者との接点を広げる試みを行う。