現在好評放送中のTVアニメ『伯爵と妖精』。そのオープニングテーマで、AciD FLavoR(アシッドフレーバー)が歌う「FEELING」の発売記念イベントが11月8日、東京・虎ノ門にて開催された。

ステージに登場したAciD FLavoRの3人。左からボーカルのSHIGERU、ベースのTei、ギターのRyo

たくさんのファンが見守る中、ステージに登場したAciD FLavoRの4人、ではなく3人。まずはボーカルのSHIGERUから、ドラムのTaijuが「体調不良のためお休みさせていただいております」との説明があり、携帯電話に届いたというメッセージを読み上げた。「今日は来てくれてありがとうございます。本当は4人そろってイベントを盛り上げていきたかったんですがごめんなさい。次はGood Feelingな状態で、みなさんに会いたいと思いますので、この後も楽しんでください。ドラムスTaiju」。ということで、残念ながら3人でのイベントとなり、しかもヨーロッパツアーから帰国したばかりのため「いまだに時差ぼけです」(Ryo)というコンディションでありながら、トークもミニライブもそれを感じさせない勢いと盛り上がりを見せてくれた。

SHIGERUがガチャピン好きということで、なぜかガチャピンが急遽参戦!? 決してTaijuの代わりというわけではない……

まずは司会者を交えてのトークコーナーが行われ、「バンド結成までの経緯」をRyoが、「AciD FLavoRというバンド名に大文字と小文字が混じっていることについて」をTeiがそれぞれ解説。「最初、頭文字だけを大文字にしたが、(「Acid Flavor」だと)バランスが悪かったので、最後も大文字にしてみたところ、(「AciD FlavoR」だと)「F」のつぎの「l」が「アイ」に見えてしまい、それが気に食わなかったので(笑)、「エル」も大文字にしてみた」(Tei)。

これまでゲームの主題歌を担当したことはあったが、TVアニメの主題歌ははじめてというAciD FLavoR。テレビから自分たちの曲が流れてくるのを聴いた感想として、SHIGERUが「聴きなれた自分たちの音だからもちろん違和感はないんですが、やはり緊張しますし、不思議な感覚ですね。うれしさもあり、恥ずかしさもあり、みたいな感じです」と語る一方で、Ryoは「僕の家にはテレビというものがないので……」。

そのほか、ドイツ、フランス、ベルギーを回ったヨーロッパツアーについてのトークでは、食事の話題が中心。「小麦ものを中心に料理はおいしかった」(Ryo)とのことだが、その中でもTeiは、「この国のスプライトは美味い。炭酸の量がちがう」と"スプライト"を絶賛していたそうだ。

「FEELING」と「Eyes on you」の2曲を披露するAciD FLavoR

トークコーナーに続いていは「ライブコーナー」。ステージでは、ギターのRyoとベースのTeiによる生演奏で、TVアニメ『伯爵と妖精』のオープニングテーマ「FEELING」とカップリング曲の「Eyes on you」が披露された。「FEELING」は『伯爵と妖精』の話が来る前からすでにあった曲ということだが、「Eyes on you」は、SHIGERUが実際に作品を読んで書き下ろした楽曲。「愛しいリディアちゃんのことを考えて、エドガーの気持ちで書いた曲です」(SHIGERU)。ステージ上で繰り広げられる迫力満点の熱演に観客も大興奮。ドラム不在が惜しまれながらも、ファンにとっては大満足のステージとなった。

ライブコーナーのあと、プレゼント抽選会や握手会なども行われた

収録曲 01. FEELING
02. Eyes on you
03. FEELING (Off Vocal)
04. Eyes on you (Off Vocal)
AciD FLavoR
発売日 2008年10月31日 (発売中) 品番 PCCG-90012
価格 1,260円
発売元 5pb. 販売元 ポニーキャニオン
(C) 谷 瑞恵/集英社・アシェンバート伯爵家