第21回東京国際映画祭の特別招待作品に選ばれた『櫻の園 -さくらのその-』のイベントが21日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、主演の福田沙紀をはじめ、寺島咲、杏、大島優子、はねゆり、武井咲、柳下大が出席した。

イベントに登場した福田沙紀

同作は、東北の名門女子高校を舞台に、チェーホフの戯曲「桜の園」を演じようとすることで、6人の女子高生が閉塞した伝統を打ち破り、悩みながらも成長していくという青春映画。吉田秋生の同名漫画が原作で、1990年に中原俊監督によって最初の映画化がなされ大ヒットし、今回再び中原監督がメガホンを取った。

イベントでは、女子高生を演じる6人(福田、寺島、杏、大島、はねゆり、武井)が、スクールバスをイメージしたレトロなバスに乗って登場。テレビ朝日の前田有紀アナウンサーの進行で、作品にちなんだQ&Aが行われた。「同姓から告白されたことがあるか?」という問いには杏がYesの札を上げ、「本編を見て下さい。プライベートは……」と意味深な発言をすると、大島は「私は学生の時に告白されたことがあります。(AKB48の)メンバーではないですよ(笑)」と爆弾発言が飛び出した。お笑いコンビ・ハイキングウォーキングもゲストとして乱入するなど盛り上がりを見せていた。

左から、はねゆり、杏、寺島、福田、武井、大島

レトロなバスで会場入りしたキャストたち

イベントに続いて行われた舞台挨拶では、主演を務めた福田が「撮影には1年以上かけています。前作からのバトンを引き継いで、息吹が感じられる作品です。楽しんでご覧いただければと思います」と挨拶。他のキャストも「初めての映画出演で、緊張しました。しかも、学生キャストの中で私が一番年上だったんです。溶け込めるかどうか不安でしたが、皆さんのおかげでうまくできました。」(杏)、「秋に桜を見られるのは新鮮だと思います。リラックスして見ていただければ」(大島)などとそれぞれが作品への思いを語っていた。

今後の目標を聞かれた杏は「歩いて京都まで行ってみたいです」と話し、周囲を驚かせていた

舞台挨拶から登場した菊川怜。「私もみんなと一緒に女子高生役を演じたかったのですが、『ダメ!』と言われましたので(笑)、教師役で出ています」と自虐ネタで笑わせていた

『櫻の園 -さくらのその-』は11月8日より全国ロードショー