また、次はどんな映画に出演してみたいかという質問に、アヤカ・ウィルソンさんが「ぜひ監督の次の映画にも良い役で出たいと思っています」とラブコールを送ると、中島監督は「次に撮影するのが血だらけのホラー映画なので、血だらけの死体の役だったらいいよ、って言ったら『それはイヤ』だって(笑)」と切り返し。

確かにパコのイメージとは遠いのですが、新境地としてホラー映画でのアヤカ・ウィルソンも、それはそれで見てみたいところです。

11歳にして、すでに大物の風格

続いて、「ヒットの要因は何だと思いますか?」という司会からの質問に、監督は「キャストやスタッフの努力だと思います。有名な俳優さんたちなのに、一歩間違えれば大変なことになるほどのメイクをしてくれて。そういう方々やスタッフが、『面白いことをしよう』とこの映画に乗ってくれたこと。日本映画にしては新しいタイプの作品ですが、どうすればお客さんに喜んでもらえるだろうと思ってやってきたことが、ちゃんと伝わったかなと思います」と答えつつも、最後に「本当はアヤカちゃんが可愛かったから、っていうだけじゃないかなって気もしてるんですけど(笑)」と本音(?)がポロリ。大丈夫です監督。僕も同じこと思ってました。

そしてアヤカ・ウィルソンからは、「もっと多くの人にこの映画を見てほしいので、まだ見てない人が近くにいたら、一度見た人も一緒に『パコと魔法の絵本』を見てください。そして人間っていいなあっていう気持ちになってくれたらうれしいです」とのコメントが。まさか、11歳から「人間っていいなあ」というセリフを聞く日が来るとは……。末恐ろしい女優さんです。

監督が手に持っているのは本編に登場するキャラクター「ガマ王子」

100万人の観客を動員し大ヒットした『パコと魔法の絵本』。 監督の次回作はもちろんのこと、アヤカ・ウィルソンの今後にも注目ですね。