アウディ ジャパンは、コンパクトスポーツカー「TT」シリーズに、トップモデルとなる「TTSクーペ」、4輪駆動スタンダードモデルの「TTクーペ 2.0 TFSI クワトロ」を追加設定した。また、ほかの「TT」シリーズについても装備を見直すなどして新価格となった。価格は439万円から675万円。

アウディ TTSクーペ

新しい「TTSクーペ」は。TTの特長である低燃費、低エミッション性能を維持しながらエンジン出力を大幅に向上。ベースとなった2.0 TFSIエンジンとの比較で、出力がプラス72PS(36%増)、トルクで70Nm(25%増)のパワーアップを達成した。スタイリングではLEDポジショニングランプを内蔵したバイキセノンヘッドライトユニット、左右対称4本出しのエギゾーストテールパイプなどが特長。サスペンションにはTTS専用のチューニングが施された「マグネティックライド」を採用した。マグネティックライドはオイルの代わりに磁性流体を使うダンパーで、高い応答性や可変性を特長としている。そのほかTTSのために改良されたクワトロ(4輪駆動)システム、スポーツモード付きESP(横滑り防止装置)などを装備する。

「TTクーペ 2.0 TFSI クワトロ」は、4年連続「エンジン・オブ・ザ・イヤー」に輝く2.0 TFSIエンジンを搭載した4WDモデル。高いトラクションとハンドリング性能を実現しているという。また、従来からのモデル「TTクーペ 2.0 TFSI(FFモデル)」は装備内容を厳選し、455万円から439万円へと価格を下げた。「TTクーペ 3.2 クワトロ」は585万円から589万円へ、「TT ロードスター 2.0 TFSI」は484万円から489万円と価格が変更された。