WOWOWは、沖縄の特産品となっている泡盛の酒蔵を訪ね、名酒の誕生秘話を追っていくドキュメンタリー『銘酒誕生物語 沖縄 泡盛・古酒のふるさとを訪ねて』を24日(10:00~)に放送する。ナレーションは沖縄出身の歌手・夏川りみが務める。
同番組では、クースーと呼ばれる3年以上貯蔵された泡盛の古酒を製造する山川酒造と、"希望"、"恵み"、"歓び"を意味する人気銘柄「カリー春雨」を製造する宮里酒造に焦点を当て、生産者にインタビュー。決して平坦ではなかった、名酒誕生までのエピソードを交えながら描いていく。
ナレーションを担当するのは、夏川りみ。都内でアフレコ収録に臨んだ夏川は「タイミングが難しいですね。訛りも抜けなくて苦労しました。張り切って声を出してしまうらしく、監督さんからは『もうちょっとトーンを落として』と指示をいただいたりも(笑)。なので、気持ちを静めて声を出すようにしました」と感想を。沖縄出身で、お酒をたしなむという夏川は「沖縄の人にとって泡盛は生活の一部なんです。私は飲み始めた時は、美味しいと感じなかったんですけど、飲みやすい銘柄と出会って以来、色んなものを飲んでみて、自分に合うお酒を探すようになりました」とエピソードを語り、飲み方についても「"泡盛はロックで"ってよく言われますけど、水割りも美味しいんでよ。身体のことを考えて、うっちん茶(ウコン茶)を少し入れたりもしますし、一番好きなのは、水割りにブラックコーヒーを少し入れるコーヒー割り。沖縄では泡盛にコーヒー豆を漬けているものも売ってるんですよ」とオススメを教えてくれた。
夏川は、1999年にデビューして以来、東京に在住している。「色んなお酒があるけど、沖縄に帰った時に飲むのはやっぱり泡盛なんです。何十種類ものお酒が出てきていますし、今では東京のスーパーでも手に入りますよね。普通に買えるようになったのがうれしいです。番組のナレーションを担当して初めて知ったんですけど、賞を獲っている銘柄もたくさんあって沖縄の人間としては誇りに思いますね」としみじみ。酒蔵の苦労をナレーションという作業を通じて知ったという夏川は「戦争で一度はなくなった酒蔵が、再興して今でも作り続けているということを皆さんに知ってほしい」と番組の見どころをアピールしていた。