満足度は「ひゃく"さん"じゅっぱ～!」 - 世界のナベアツ、初の写真集を出版

大ブレイク中のお笑い芸人・世界のナベアツが21日、初の写真集『3の倍数と3がつくページだけアホになります』の出版を記念したサイン＆握手会を大阪・難波のジュンク堂書店で行った。

おなじみのネタ“3の倍数と3のつく数字のときだけアホになる”をタイトルそのまんまの趣向で表現した写真集。ナベアツが桜が満開の公園で、埠頭でバイクに乗って、なぜか相撲をとりながらなどさまざまなシチュエーションで、渾身のアホ顔や凝った演出のアホなシーンをたっぷりと披露し、発売から1週間で1万部を超える好調な売れ行きを見せている。この日のサイン＆握手会も、当初の予定人数を上回る250人の写真集購入者が会場に列をなす盛況ぶり。ナベアツはファンひとりひとりと言葉を交わしながら、時折、リクエストに応じてアホになってみせるなどサービス満点だった。

イベントと併せて行われた記者会見でもナベアツは「僕が絵コンテから描いて、手間暇かけて作ったので、出来上がりの満足度は100%……いや、ひゃくさんじゅっぱ～(130%)!」、「売り上げの目標は大きく、宮沢りえさんのあの大ヒット写真集……"さんたふぇえっ(サンタフェ)"!」と"さん"にかけてはアホになって絶叫。お気に入りのショットを聞かれると、大型バイクを走らせながら果敢にアホ顔を見せる1枚を挙げ、「これ、すごい馬力のあるマシンなんですけど、乗ったのは徹夜明けの朝。徹夜明けでモンスターマシンを操りながら、このアホ顔! 気合入ってますよ～。刑事ドラマで言うと、往年の舘ひろしさんのような気迫。ただ、怖さが勝って、いつでも止まれるように、ブレーキに手がかかってるのが残念なところ(笑)」と決死の撮影裏話を明かしていた。そして、「レディーに見せると、ワインをピシャッ1 とかけられるんじゃないか」と懸念された、ちょっぴり危ないエロ風味? の「問題の1枚」があるともコメント。「男性には喜んでもらえる1ページなんですけど、女性にはウケるか、ドン引きされるかギャンブルのつもりで載せたんです。結果、だいたいの女性はドン引きでした(笑)。ギャンブルには負けましたけど、そういう危険な橋を渡るところもナベアツの魅力じゃないかなぁ……な～んてプラスに考えてます!」と話して笑わせていた。

また、写真集をどんなときに見て欲しいか？という質問が飛ぶと、「気まずい相手と絆を結ぶときに使って欲しい。正月に久しぶりに会うた親戚とか、何しゃべったらいいかわからへんときあるでしょ? そんなときに『こんなもんあんねんけど……』って一緒に見るとか。サラリーマンの方は、上司と飲みに行くときにカバンに入れておいて、会話止まってもうたときに出すとか(笑)。そのために、カバンに入れておくのにちょうどいいサイズで作ったんです」と作品をアピール。さらに、「意外にお子さんが買ってくれてるようですけど、全然子ども向きに作ってないんで、『子どもにはこの感じわかれへんのにゴメン』という気持ち(笑)。今回の写真集が売れたら、第2弾として『世界のナベアツ写真集～キッズ』と題したキッズ版を出したい」、「今回は撮影が春だったので、次は"秋冬版"の写真集を作りたい。このスーツ姿でライフル持ってスノーボードで滑るっていう、どうしても撮りたかったけど時季的に撮れなかった写真を入れたいです」と次回作に向けての野望を語っていた。