プリンスホテルは16日、沖縄県北谷町に2010年度をめどにホテルを開業する計画であることを発表した。名称は未定で客室数400室規模の予定。同社として初の沖縄県進出となる。

このホテルはチャタンブルーリゾートが建設を予定しているもので、プリンスホテルは経営を予定しているオリックス不動産から運営を受託することで基本合意に達したという。同社は運営受託事業を今年度からの中期事業計画の柱のひとつとしており、今回がその第一弾になるとしている。

新設されるホテルは、漁業と連携した新しい余暇・交流活動の創出を図る総合的なまちづくりを目指す北谷町の「フィッシャリーナ整備事業計画」の中核施設として位置づけられており、周辺エリアは「アメリカンビレッジ」という地名で若者への知名度も高いとのこと。

プリンスホテルでは沖縄県への進出について「温暖な気候と豊かな自然に加えて観光施設が整備されており、今後も成長が期待される日本で最も注目の観光エリア」と期待を込めており、16日付で本社内に「沖縄開業プロジェクトチーム」を設置して開業準備業務を進めるとしている。