「プロポーズできない男性」が急増しているという結果が、ブライダルダイヤモンド専門店「アイプリモ」がこのほど実施した「プロポーズに関する意識調査」で明らかになった。女性の8割が「プロポーズができない男性が増えている」と指摘した一方で、憧れの芸能人のプロポーズ第1位は「陣内智則さん&藤原紀香さんカップル」でやはり"男性主導"が支持を得ているようだ。

調査は5月に20代~30代の未婚の男女300人にインターネット上で行った。女性の80.0%に対し男性も75.3%が「プロポーズができない男性が増えていると思う」と認めてしまう結果に……。プロポーズといえば一昔前、男性が女性に内緒で給料3カ月分とも言われるエンゲージリング(婚約指輪)を購入し、それを差し出しながら決死の勇気でするもの、がお決まりのイメージだった。

なぜ「プロポーズができない男性」が増加しているのか。女性の41.3%が「二人の恋愛関係において男性に主導権がないから」と強気な一方で、男性の18.7%は「プロポーズを断念したことがある」と答え、理由についても「きっかけがなかったから」と"及び腰"。結婚後の関係も一昔前の「亭主関白」から、「かかあ天下」へと変わってきていると言えそうだ。

しかし現在でも、「あなたにとってプロポーズとは」という質問に、女性は男性に2倍近い差をつけ「人生の最高の瞬間」と答え、女性にとっては「特別なもの」というのは変わらない。男性の65%は「プロポーズは新しい人生のスタート」と回答し、男性は「現実的なもの」と捉えているようだ。

「生涯をかけてともに恋愛をしてください」と三重県・伊勢神宮という神秘的な場所を選びプロポーズとした陣内智則さんに、「おともします」と答えた藤原紀香さん。この男性がリードし、演出にも凝ったプロポーズが憧れる芸能人のプロポーズ第1位に選ばれた。続く第2位の「井野原快彦さん&瀬戸朝香さん」、第3位の「オダギリジョーさん&香椎由宇さん」もプロポーズは男性から。時代が変わり「プロポーズできない男性」という存在が浮き彫りになっても、憧れのプロポーズというのは揺るぎないよう。さらに、IT化が進んでも「携帯メールでプロポーズしたい(されたい)」と答えたのは0人で、「直接会って言いたい(言われたい)」という回答が81.3%と圧倒的多数を占めた。