企画展の入り口ではおなじみの車掌さんがお出迎え

5月27日より、東京・杉並アニメーションミュージアムにて「銀河鉄道999の世界展」が開催されている。期間は8月24日までで、開館時間は10時から18時。休館日は月曜日(月曜日が祝祭日の場合は火曜休館、最終日は15時まで)で、入館料は無料となっている。

『銀河鉄道999』は1977年から「少年キング」誌上にて連載された松本零士の代表的作品。2008年は、1978年のTVアニメ放送開始から30周年あたることを記念し、企画展が開催されることとなった。館内ではアニメ版の設定資料や美術ボード、ポスターなどがパネル展示されているほか、アニメシアターにおいて『銀河鉄道999』のTVシリーズが連日上映されており、劇場用作品、3D作品の上映も予定されている。

展示は今年の夏休み終盤まで開催。平日のこの日は修学旅行生の姿が目立った

企画展の開催期間中には、関連イベントとして「ワークショップ」が2件、「トークショー」が1件予定されている。ワークショップの1件目はCGアニメ『銀河鉄道999 星空はタイムマシーン』のCGデザイナーを講師に招いたCGアニメの体験教室。2件目は杉並区科学館の指導員が天体解説を行う「宇宙を学ぼう! 教室」となっている。またトークショーについても『銀河鉄道999』に関わりの深いゲストを招くものになるとのこと。いずれのイベントも詳しくはミュージアムのサイトにて随時告知される予定となっている。

各種美術ボード(左)と1979年公開の劇場版のポスター(右)。同作品はアニメ初の邦画収入第1位となるほどの大ヒットを記録している

永遠のヒロイン、メーテルに関する設定資料。印象的なまつ毛に関する注意書きなども読み取れる

このほかのイベントでは6月7日に、劇場用アニメ『河童のクゥと夏休み』の原恵一監督を招き、DVD発売記念トークショー「河童のクゥはこんなことを考えながら作った」を館内アニメシアターにて開催。参加無料だが、事前申し込み制となっている。お問い合わせはミュージアムまで。

夏休み期間中も開催されている本展示、近隣の人はもちろん、東京に足を伸ばす予定がある人も杉並アニメーションミュージアムで名作の思い出に浸ってみてほしい。

M@名場面の数々もボードで展示。鉄郎とメーテルの星々を巡る旅の思い出がスナップ写真のように切り取られている

館内には鉄郎とメーテルが座った客車も再現。記念撮影もできるようになっている

大ブームを呼んだ作品だけに、関連書籍も数多い。展示でも映画パンフレットなどが並ぶ

展示物は手に取れないが、館内のライブラリースペースでは松本零士関係の書籍も並んでおり、こちらは閲覧可能となっている

スリーナイン号以外の銀河鉄道を知らない人も多いのでは? 宇宙を駆ける列車についてもまとめて解説

(C) 松本零士・東映アニメーション