市民団体「クリエイターズ会議・大和」はこのほど、「かわいくない」と批判が噴出していた平城遷都1300年祭マスコットキャラクター「せんとくん」に対抗する民間キャラクターとして「まんとくん」を発表した。

今回、同グループが開催した「平城遷都1300年祭に向けてのオリジナルキャラクター」の公募には、600点を超える応募があり31日に行われた最終選考会にて満場一致で「まんとくん」が選ばれたという。

白いマントには"1300年という節目、新たな気持ちで次代へ"というメッセージが込められている

「まんとくん」は、奈良の象徴である鹿に、平城京のシンボル・朱雀門をモチーフとした帽子を組み合わせたキャラクター。名前は漢字で書くと「万人くん」で、万人に愛されて大きく育つようにと、祈りを込めて命名されている。また、「万葉人」の万人、都に満ちる「満都」にもかけている。

「まんとくん」の作者である埼玉県在住のデザイナー・クロガネジンザ氏は、「末永く愛していただけたら幸いです。個人的には、せんとくん兄貴とのツーショットが早く見てみたいです」とコメントしている。