映画『うた魂♪』の初日舞台挨拶が5日、都内で行われ、主演の夏帆を筆頭に、ガレッジセールのゴリ、石黒英雄、徳永えり、亜希子、田中誠監督、主題歌を担当したゴスペラーズが登場した。

舞台挨拶に登場した面々。写真左から、田中誠監督、亜希子、徳永えり、石黒英雄、ゴリ、夏帆、ゴスペラーズ

映画『うた魂♪』は、合唱をテーマにした青春映画。七浜高校合唱部のソプラノパートリーダー・荻野かすみ(夏帆)が、挫折を経験しながらも、合唱の素晴らしさに目覚めていく姿が描かれる。

ヤンキー合唱部の番長・権藤洋(ゴリ)と出会い、かすみ(夏帆)は歌う喜びに目覚める

まずは合唱コンクールの審査員役として実名で映画にも出演しているゴスペラーズの面々が、この映画の主題歌であるオリジナル曲『青い鳥』を歌いながら登場。続いて、主人公の荻野かすみを演じた夏帆が「合唱って本当に体力を使うと感じました。演じていて、みんなとの一体感が感じられて、良かったです」と挨拶。番長・権藤洋を演じたゴリは「35歳なのに18歳の高校生を演じました(笑)。皆さんには、高校生に見えたと信じております(笑)」と語り、笑いを集めた。

自信過剰な女子高生・荻野かすみを演じた夏帆

「この映画で合唱の素晴らしさ知りました」と語るゴリ

七浜高校の生徒会長・牧村純一を演じた石黒は「僕は唯一、歌わない役でした(笑)」と挨拶した後、ゴリに促され得意の(?)織田裕二のものまねを披露。織田裕二口調で「合唱をなめるなよ~。『うた魂♪』最高~」、「夏帆~、本当にかわいいな~」といったコメントを連発し、観客を大爆笑させた。合唱部のピアノ担当・野村ミズキ役の徳永は「多くの人が来てくれて嬉しい」と笑顔でコメント。合唱部部長・松本楓役の亜希子は「この映画は昨年の夏に撮影しました。ひと夏のいい経験が出来ました」と撮影当時を振り返った。最後は田中監督が「歌の力で人が泣けるという事を、この映画で表現したかった」と真面目に本作のテーマを語り、舞台挨拶を終えた。

『うた魂♪』は渋谷シネクイントほかにて全国ロードショー中

(C)2008『うた魂♪』製作委員会