本田技研工業は、軽量で細身の車体に、223ccの空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載した軽二輪(126~250ccクラス)のロードモデル「CB223S」を、4月11日より新たに発売する。価格は、ストライプタイプが46万7,250円、ツートーンタイプが47万7,750円。

CB223S ※ストライプタイプ : クラシカルホワイト

CB223Sは、"ベストマッチアイテム"をキーワードに、二輪車のある生活をもっと身近に楽しむことを目的に開発された新型モデル。第40回東京モーターショー2007でも、市販予定車として出品されていた。

すでに発売されている軽二輪スポーツモデル「FTR」をベースに、フレームの剛性や前・後サスペンションをロードスポーツ用にセッティングを施すとともに、ロードスポーツ用タイヤを装着。また、フラットな形状のシートや、セミアップハンドルを採用することで、足着き性を向上させたゆとりあるライディングポジションとしている。

エンジンはFTRとほぼ同じで、低・中速域を重視したもの。環境性能と市街地での軽快な走りを両立させるため、キャブレターのセッティングを最適化し、より適正な混合気の供給を可能にしている。また、排気ガスを浄化するキャタライザー(触媒装置)をエキゾーストパイプ内とマフラー内にそれぞれ搭載し、従来からのエキゾースト・エアインジェクションシステム(二次空気導入装置)と合わせて、平成18年国内二輪車排出ガス規制に適合させた。

外観は、ティアドロップ(涙滴)形状の燃料タンクや、シルバー塗装の前・後フェンダーなど、シンプルでクラシカルなスタイルを採用。ボディカラーは、タンク上部にストライプを配したストライプタイプとしてクラシカルホワイト、グラファイトブラック、キャンディータヒチアンブルーの3色を設定。ツートーンタイプは、キャンディールビジウムレッド、デジタルシルバーメタリックの2色が用意される。

主な仕様は、全長2,100mm×全幅780mm×全高1,110mm、ホイールベース1,395mm、シート高780mm、車両重量135kg、空冷・4ストロークOHC単気筒エンジン、排気量223cm3(ボア65.5×ストローク66.2mm)、最高出力12kW(16ps)/7,000rpm、最大トルク18Nm(1.8kgm)/5,500rpm、セルフ式スターター、タンク容量11L、タイヤサイズ:前110/90-18M/C 61H、後130/80-18M/C 66H、燃費:41km/L(60km/h定地走行テスト値)。

CB223S ※ストライプタイプ : グラファイトブラック

CB223S ※ストライプタイプ : キャンディータヒチアンブルー

CB223S ※ツートーンタイプ : キャンディールビジウムレッド

CB223S ※ツートーンタイプ : デジタルシルバーメタリック