エレクトロニック・アーツはニンテンドーDS用都市育成シミュレーションソフト『シムシティ DS2』の発売を記念し、18日、都内で記者発表会を行った。「『シムシティ DS2』 環境を考えた私にできる"まちづくり"発表会」と題したこのイベントには、ゲストとして高橋ジョージ・三船美佳夫妻が登場、爆笑"エコ"トークを繰り広げた。

19日に発売される『シムシティ DS2』は、シムシティシリーズの柱となる「まち作り」に「時代」の要素を追加。時間軸は古代、中期、近代、現代、未来と大きく5つのフェイズに分けられており、プレイヤーが創造した「まち」の基本構造は次の時代へと引き継がれ、その影響も顕著に出る。前時代の政策如何によっては次の時代で環境が悪化してしまうことも。「環境対策はちゃんと結果が出ることなんだ、と実生活よりもある程度リアリティを持って体感することができると思います」と本作のプロデューサーを務めたエレクトロニック・アーツの村上貴宏氏は説明する。

古代あけぼの時代

ヨーロッパさんぎょう時代

高橋ジョージ、三船美佳夫妻は現在エコブーム真っ最中。『シムシティ DS2』で最初に作った「まち」が超汚染地帯になってしまったという三船は「最近気をつけているのは油ですね。最初はジョージさんのメタボを気にしてだったんですけど(笑)、なるべく使わずに、使うときは真っ黒になるまで使って、最後はバスの燃料にしてもらうようにしてます」と賢妻ぶりを披露。

会場への道すがら、エコについて大激論を交わしてきたという熱血夫妻

また、高橋は娘が生まれてから環境へ対する思いが180度転換したという。「ロックンローラーですから、昔は俺の時代で地球なんて終わってもいいと思ってたんですが、娘ができてからはもう、まったく変わりましたね! 自分のしたことがそのまま未来にはね返る。大変なものを娘の時代に遺しちゃいけないと思うようになりました」。

シム(ゲーム内で生活する人々)の声をヒントにまちづくりを進めていく

これは毒の沼地? 環境対策を疎かにしているとこんな恐ろしい未来が待っているのかも……

「ゲームだから失敗すればリセットすればいい」と村上氏は語る。「失敗を繰り返して、良い環境を保ちながらまちを発展させる方法を見つける。そして、リセットできない現実の世界をどうすれば環境破壊から守ることができるのか、ということをこの『シムシティ DS2』を通じて考えてもらえたら」とコメントし、会見を締めくくった。

左から村上貴宏氏、三船美佳、高橋ジョージ、日本環境教育フォーラム事務局長 大黒栄二氏

フォトセッション後の囲み取材では『サンデージャポン』(TBS)のリポーターが「このゲームのテーマは"まちづくり"ということなのですがジョージさんの"子づくり"のほうは」、「まちを作るにあたり、やはりロード(道)にはこだわるのでしょうか」とサンジャポ節全開の質問を。高橋も「やっぱこだわるねー。最後は13章までいくよ」とノリノリで返していた。

最近は電気節約のため、音楽を聴きたい時もプレイヤーは使わずに高橋に歌わせるという三船。「そっちの方が贅沢ですね」と村上氏も苦笑い

『シムシティ DS2』は3月19日、エレクトロニック・アーツより発売。4,980円。

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